首都圏ニュース845 (ニュース)
東京・杉並区のマンションの住民が敷地内に住宅を建てられたため、違法な状態になったとして、不動産業者に住宅の撤去などを求めた裁判で、東京地裁は撤去を認めない判決を言い渡した。マンションは住民が建物の土地を所有者から借りる形で入居していたが、4年前に不動産業者が駐車場部分の土地を取得して転売し、住宅6棟が建てられた。このため容積率が基準を超え、マンションが違法建築として区から警告を受ける事態となり、住民の1人が不動産業者に住宅の撤去などを求める訴えを起こしていた。今回の判決により、違法建築の状態が続くことになる。