中国重視から米国寄りへ 揺れ続けた 韓国の経済方針/支持率低迷 反発の声も 日韓関係 改善目指す 尹政権/「核協議グループ」新設 米韓合意も日本の立場は?

2023年4月27日放送 12:42 - 12:55 テレビ朝日
大下容子ワイド!スクランブル NEWSドリル

韓国は、経済面でもアメリカ寄りの動きを見せている。韓国の総輸出額における相手国の割合では、20年連続で中国が1位だった。しかし、その割合は年々減少し、代わりにアメリカが増えている結果となっている。中国は、2015年に「中国製造2025」を発表し、次世代情報技術やロボットなど製造業の高度化を中国国内で目指すとしている。そのため、中国は莫大な産業補助金で製品を国産化し、国内で韓国製品の代替が進んでいるという。このような背景から、韓国は、アメリカ南東部に韓国企業の半導体工場や電気自動車工場など生産施設の建設が進んでいるという。バイデン大統領は、就任当初から半導体分野などの韓国企業をホワイトハウスに招待して投資を促してきた。また、去年5月、バイデン大統領は韓国でユン・ソンニョル大統領とサムスン電子の半導体工場を視察し、積極的な姿を見せている。今月12日、中国の習近平国家主席は、広東省にある韓国企業のLGディスプレー工場を訪問し、韓国との友好を強調する発言をする場面もあったという。スタジオで武藤さんは「輸出の4分の1が中国だったので、韓国は何も言えませんでした。そして、アメリカへの自動車輸出が伸びれば逆転する可能性もあります。韓国は、今後は中国に『ただじゃ言うこと聞きません』という姿勢になりつつあるのかもしれません。中韓対立がはっきりしてきて、中国は対応が難しいんじゃないでしょうか。韓国はこれまであまりに中国に寄り添ってきましたが、韓国の国民は中国に反対する声が多く、アメリカと仲良くすることを求めているようです」などと話した。
  尹大統領は訪米前、日韓関係をめぐり「100年前のことのために「日本はだめだ」とか「日本はひざまずき許しを請え」という考えには同意できない」と述べ、安全保障上日本との関係改善が急務と訴え。韓国国内では批判の声も。武藤さんは「政治家じゃないから本音で喋ってるんだろうと思うんですよね。そのあと言ってたのは欧州の国々もあれだけ戦争で戦ったけども今は協力しあってるじゃないか、なんで日韓で協力できないのか。それを言えば良かったんですよ」などと話した。


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