子どもの野球離れ 原因と対策

2017年5月22日放送 5:42 - 5:47 NHK総合
NHKニュース おはよう日本 (スポーツニュース)

15年の調査では、10代男子がよく行ったスポーツや運動では「1位:サッカー」「2位:バスケットボール」「3位:野球」とかつて大人気だった野球は3位に。子どもの野球離れにはある要因が原因のひとつとなっていることがわかった。茨城・古河市の軟式野球チーム「ダックス」のこの春の選手は16人で、10年前まで約50人が所蔵していた。ダックスは4年前に初めて県大会を制覇し全国大会へ出場。初出場で全国3位の快挙に。しかし6年生が卒業すると選手不足が深刻化。全国3位の名門チームは翌年は大会への出場辞退に追い込まれ、関係者には衝撃を与えた。筑波大学・体育系・川村卓准教授は各地で指導者にアンケート調査を行い、子どもたちの野球離れの要因を探る。4年前の茨城の指導者アンケートでは、指導者になった経緯に「息子・娘の入団:55%」「周囲に頼まれた:43%」と回答した人が多く、いわゆるお父さんコーチに支えられている現状が明らかに。自ら手を挙げたという人は1人もいなかった。指導で参考にしている情報については「選手時代に受けた指導経験:31%」「同僚コーチの助言:31%」「自分の選手経験:20%」が大半を占める。講習会を挙げた人はほどんどいなかった。専門知識の不足が判明し、これが野球から子どもを遠ざける一因になっていると川村教授は考える。
山形・鶴岡の野球連盟が開いた指導者講習会。この日は自ら甲子園に出場したこともある高校野球の元監督。年に6回の講習内容は指導の心得からけがの防止法まで多岐にわたる。珍しいのはこうした受講の義務化。複数回受講して資格を取らないと大会の参加を認めないことに。当初は反発もあったというが、いまでは地元のお父さんコーチや保護者の方からも支持を受けている。国民的スポーツとして親しまれてきた野球。プレーする子どもが少なくなった今、新たな視点でその魅力を伝えようとする取り組みが始まっている。


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