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政府は今日の閣議で新年度予算案を正式に決定して通常国会に提出した。予算案は一般会計総額が過去最大の97兆4547億円となり、歳出では社会保障費が過去最大となる32兆4735億円となった。所得の高い高齢者の医療費などの自己負担を増やす一方で、若い世代の子育て支援策や保育士・介護職員の賃金引き上げなどの費用などを盛り込んだ。歳入は税収が57兆7120億円で今年度当初予算より、1080億円増加の見込み。また借金となる国債の新規発行額は34兆3698億円で当初予算案としては7年連続で前年度を下回った。ただ、歳入の3分の1以上を借金に依存している状況は変わらず、財政の悪化は続いている。政府は今年度の第3次補正予算案も今日国会に提出した。補正予算案では円高で輸出企業の業績が悪化し、法人税収が落ち込み、財源不足となったため、7年ぶりに年度の途中で赤字国債が発行され1兆7512億円を追加する。
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