新幹線でシートベルトをしなくていいのはなぜ?

2024年4月27日放送 9:01 - 9:15 NHK総合
チコちゃんに叱られる! (チコちゃんに叱られる!)

よしだなぎさちゃんからの「なんで飛行機にシートベルトがあるのに新幹線にはないの?」というおたよりを紹介し「新幹線でシートベルトをしなくていいのはなぜ?」というクイズを出題。正解は新幹線は急ブレーキをかけないから。早稲田大学の近藤圭一郎教授の解説。新幹線はモーターを電気で回して車輪を動かしている。物理的な摩擦によるディスクブレーキと電気を使ったブレーキがある。簡単に説明すると前に進む力を10としたとき電気のブレーキをかけると10のうち3を使って発電を始める。その結果進む力が7になって速度が落ちる。このとき発電した電気はほかの新幹線の走行に有効活用される。通常この2つのブレーキを併用する。新幹線は時速約300kmなので急ブレーキをかけても停止するまで約4kmの距離が必要なため急ブレーキをかけなくていいように徹底して安全に配慮してつくられている。1つは列車どうしがぶつからないように自動的に制御するATCというシステム。制限速度を上回った場合には自動的にブレーキがかかるため前の新幹線が急に停止しても列車どうしがぶつかることはない。ATCは世界で初めて東海道新幹線が実用化した画期的なシステム。2つめは新幹線専用の線路でぶつかる危険のあるものが入らないこと。海外の新幹線にあたる高速鉄道では一般の電車と同じ線路を使用し踏切から侵入した人や車との事故が起こっている。日本の新幹線は高架や柵で囲まれた新幹線専用の線路なので踏切はなく人や車は入れない。新幹線は開業以来衝突事故ゼロという世界でも類を見ない高い安全性を誇っている。3つめは人の力。東京ドーム8個分の広さを持つ大井車両基地を案内してもらった。検修庫では車両の点検・整備をする。打音検査はボルトに緩みがないことを音で確認する。「次の3本のボルトのうちどれが緩んでいるでしょう?」というクイズが出され正解は2。ドクターイエローは“新幹線のお医者さん”と呼ばれ線路などの異常をチェックする。いつ走るのかは非公開のためその珍しさから見ると幸せになれるといわれるレアな新幹線。1号車はドクターイエローの心臓部。電線のすり減り具合や電気の流れなどをここでチェックする。「ドクターイエローを見ることができる確率は?」というクイズがが出され正解は約10%。地震などの緊急時には乗客の安全に配慮したブレーキで速やかに停車する。飛行機は離着陸するときや上空で急流が乱れたときに機体が揺れる可能性があるのでシートベルトをしなければいけない。路線バスでは速いスピードでの走行が想定されていないことや利便性が損なわれることからシートベルトの着用は義務づけられていない。


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早稲田大学東海道新幹線東京ドームTGV大井車両基地新幹線電気軌道総合試験車自動列車制御装置打音検査インターシティエクスプレス

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