Nスタ (ニュース)
加計学園についての問題の事の発端は、5月17日に”文科省の内部文書”として8枚を民進党が公開したことから始まった。加計学園の獣医学部新設は「総理のご意向」と書かれていた。その日に菅官房長官は「怪文書みたいな文書」だとコメントし、2日後に松野文科相は「文書の存在は確認できなかった」とコメントしていた。25日に前川前事務次官が会見で「文書は確実に存在していた」と発言し事態は一転した。事務次官は文科省の官僚約1600人のトップであると説明。その後のJNN世論調査では、”「総理のご意向」文書についてどちらの説明を信じる?”という質問に、前川前事務次官だと答えたのは58%だった。6月15日に文科省の再調査結果で同内容の文書の存在を確認したという。
きょうの二度目の会見で前川氏は何を語るのか、可能性を解説する。今月15日に文科省が公表した内閣府から文科省宛のメールには、手書きで付け加えられていた。この加筆の”指示を出したのは藤原審議官いわく萩生田官房副長官からあったようだ”と話していたという。萩生田副長官がどのように関わっていたのか発言などについて、話があるとみられる。また文科省の内部告発者について、副大臣が国家公務員法違反になる可能性があるという指摘について話すか、新しい文書があるのかは不明とした。今のタイミングは「役所にとって人事や予算で大事な時期だとし、文科省の若いスタッフを激励する必要性を感じたのでは」とし、国会閉会後に新たな文書が出てきている事については「閉会中審査を行うか臨時国会を招集するのかなどのタイミングを考えているのでは」と岸井さんが語った。15日に「内閣府は真摯に調査し説明する必要がある」と前川氏がコメントした翌日に、山本地方創生相は「私の指示で内閣府においてペンを入れた」と話している。
新文書については、今月20日に文科省が公表した「10/21 萩生田副長官ご発言概要」と題する文書について解説。去年10月にやりとりで、萩生田官房副長官と文科省の常磐高等教育局長が2人のみで話をして、その内容を常盤氏から文科省課長補佐に説明をしたという。