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長野・軽井沢のアウトレットショップや神奈川・横浜市「八景島シーパラダイス」など幅広く事業を展開している西武グループ。西武ホールディングスは一昨日、保有している複合施設の「東京ガーデンテラス紀尾井町」では、オフィス、商業施設、ホテル、デジタル庁などが入っているが、今年度中に売却する方針を発表。売却額は3000億円を超えるとみられている。以前、この場所には「赤プリ」の愛称で知られる赤坂プリンスホテルが建っていた。赤プリでは清和政策研究会の事務所や巨人軍・原辰徳前監督など著名人の結婚披露宴が行われていた。西武ホールディングスによるといま西武グループは日本全国に多くの不動産を保有。これまでは保有前提のビジネスモデル。東京ガーデンテラス紀尾井町など高い価値の物件を売却して資金を獲得し、大規模再開発に投資。価値が高まればもう一度売却する循環の流れを作っていき、保有する不動産との両輪で成長したいという。今後、西武グループは芝公園エリアや新宿エリアなど都心の再開発の約6000億円、軽井沢や箱根などのリゾート開発に約700億円を投じる見込み。