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JASRACが全国の大手音楽教室から著作権料を徴収する方針を示していることについて、宇多田ヒカルはツイッターで「私の曲は無料で使ってほしいな」と反論した。現場のEYS音楽教室では「花は咲く」や「海の声」を練習していたが講師からはJASRACの方針に疑問の声が上がった。ヤマハ音楽振興会、河合楽器製作所、島村楽器など7団体は「音楽教育を守る会」を発足させた。
著作権法では聞かせるための演奏であれば著作権料の支払い義務があるが、音楽教室はあくまで練習というのが団体側の主張。後藤正文や及川眠子らも宇多田のツイートに同調。一方JASRACは「営利目的で不特定多数の人から授業料を取っている」などと理解を求める考え。ミュージカル「ビッグ・フィッシュ」会見で、槇原敬之のいとこでもあるROLLYは、公平な配当を期待するとJASRAC側に一定の理解を示した。レイ法律事務所の河西弁護士は、“公衆”とは何人以上なのかという線引きが難しい、創作者は権利を音楽出版社に譲渡しているため宇多田のコメントは法的には言えない状態と解説。
スタジオのやくみつるは、JASRAC側も顔が見える形で議論を重ねてほしい、言い分を直にぶつけてまとめていってほしい、公共財としての音楽はどう思っているのかとコメント。