バース・デイ Vol.567 若貴時代に活躍した力士たちは今…
大分・別府市に暮らす51歳の三浦要平。かつて元前頭の琴別府として活躍したが、1993年の1月場所で足を痛めるなど幾度となくケガに苦しめられた。1997年の32歳で引退、第2の人生を必死に生きていた。36歳の頃、仕事がうまくいかない中で脳梗塞を発症、後遺症を抱えながら家族と懸命に生きている。家族は妻と子ども4人の6人ぐらし。
三浦は中学生で体重120kg、卒業すると佐渡ヶ嶽親方にスカウトされ相撲の世界に入った。1989年に23歳で十両に昇進、新入幕を果たし大関候補として期待された。1993年の1月場所では若花田と貴花田に勝利、破竹の7連勝で勝ち越しを決めた。ところが13日目に左太もも挫傷、絶頂期に起きた悲劇だった。復帰して4年ほど幕内で奮闘するも32歳で引退した。そこからラーメン店を開業、脳梗塞に見舞われるなどしたが、現在は妻と姉と力を合わせて切り盛りしている。