- 出演者
- 鈴木奈穂子 八田知大 博多大吉（博多華丸・大吉） 博多華丸（博多華丸・大吉） 駒村多恵 古坂大魔王 小島慶子
オープニングの挨拶のあと朝ドラ受けをした。今日のゲストは古坂大魔王さんと小島慶子さん。
真偽不明の情報が爆発的に増えている。こうした中、親がネットの言説に影響され、関係に亀裂が走ったという声もある。今年発売された「母親を陰謀論で失った」では母親との縁を切るまでに至った経験を描いている。作者のもとには同じような経験をした人から2年で250件以上の相談が寄せられた。家計・健康にまで影響が及んでいるケースもある。
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- 母親を陰謀論で失った
ネットの言説について、古坂大魔王さんは3人組で活動していた時期に元ダチョウ倶楽部だという話が広まったと話した。ネット上の言説でどれを信じるか、どれを信じないかが家族間で食い違うと苦しいという状況が起こっている。コロナ禍では情報量がこれまでと比べて段違いに拡散された。SNS利用状況はコロナ前と比べて60代・70代は20ポイント以上利用する人が増えている。
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50代の母がネットの言説にはまった律子さん（仮名）を取材。母は2020年に朝から就寝までSNSや動画サイトを見るようになった。コロナウイルスは存在しないといった言説について話すようになり、一度軽く口論になった。その後、母は律子さんに大量の動画URLを送ってくるようになった。さらに、1週間に何度も長文のメッセージが送られてくるようになり、律子さんは父や兄弟と家族会議を開き、コロナ禍で精神に変調をきたしているのではと考えた。精神科医に相談したところ、ただちに病気だとはいえないと言われた。今では家族の会話がない生活が2年続いている。
ネット上のフェイク情報や陰謀論について1万3000人にアンケート調査した山口真一さんが登場。山口さんは新型コロナウイルスの広まりを契機にネットの言説を信じる人がかなり増えている実感があるとしている。陰謀論を見聞きした人に対する調査では、正しいと考える人が4人に1人いた。50代・60代は特に信じやすい傾向にあるが、どの世代も信じている人は相当数いる。
60代の母親の家計が心配というあきみさん（仮名）を取材。当初、離れて暮らす母親はコロナ禍で不安を訴えていたが、ある日突然コロナは偉い人が作ったものだと言い出した。母は過激な意見の動画を観ているそうで、ネットの言説を電話してくるようになった。さらに、母からはイラク・ディナールを購入するよう勧められた。母はディナールを購入しているようで、他にもネットの言説をもとに外貨を購入している。将来の生活が大丈夫なのか心配している。
古坂大魔王さんは、悪意があれば自分1人で1時間もあれば100人の人が言っているように発信できるとネットの現状を語った。言説に傾倒してお金を使ってしまうことが少なくない数発生している。どの情報を信じるかは個人の自由だが、お金も関わってくるのはかなり深刻な状況。国民生活センターによると、ディナールを円に換金することは困難で、購入は慎重な上にも慎重に対応することが重要と呼びかけている。妻が「世界は闇の組織に牛耳られている」というインフルエンサーの動画にはまったという男性は、妻が90万円の浄水器や400万円の健康機器を購入したとしている。妻は男性の話を一切に聞いてくれないという。ネットの言説や不安・不満・怒りを誘発する内容が多く、行動に移るケースが多い。さらに、情報を信じる人には優越感への欲求が強いとみられる。言説を信じる始まりの段階ではまだ引き戻せる。論理的に説明して自ら気づいてもらうことが大事。テレビや新聞の情報でも嘘や切り取りや偏った情報も多く、新聞などが信じられないとネット情報を頼ってしまうと思うと視聴者からのお便りが寄せられている。
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ネットの言説を信じた50代の浩一さん（仮名）を取材。2019年に政治への興味からネットで自分に近い意見を集め始めた。テレビ・ラジオ・新聞から流れてくる情報が信じられなかった。浩一さんはトランプ前大統領について発信するインフルエンサーの情報を観て、不正によりトランプ氏が将来復活当選するものに特に興味を持った。自身もアメリカ大統領選挙では不正があると発信し、SNSに触れる時間が急増した。当時、浩一さんは仕事で評価されず、ネット上で“いいね”や賛同が得られることに気持ちが高揚したという。しかし、復活当選は起こらず、自分がおかしかったと気づいた。専門家は、そこにはネット特有の問題もあると指摘する。ワクチンに積極的だった人消極的だった人を見た時、どちらも同じ主張の人の間でばかりやり取りが行われていた。さらに、インターネット上では利用者のデータから趣味に合ったコンテンツを提供し、興味のある情報に囲まれてしまい、興味のない情報は弾かれてしまう。
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インターネットは色々な意見に触れられると思っていたからVTRの結果に驚きがあったと鈴木アナは話した。人は自分と同じ考えやそれを補強してくれる情報を好む性質がある。山口さんは、意識的に自分は自分のみたい情報に囲まれていると知った上で考えて見ることが大事だとした。
20代のユキさん（仮名）を取材。40代の母がネットの民間療法を強要してくる。母は元々レシピ動画を見る程度だったが、コロナ禍から真偽不明の健康情報の動画にはまり込んでいった。心身の不調に効くとして、名称「砂糖」と書かれた飴玉を勧められたり、体内の異物を出す施術の診断を行うよう勧められたりした。ユキさんはいま自宅を離れているが、母と暮らしている小学生のきょうだいが気がかりだそう。母は病院は信用していはいけないというネット動画を信じて、きょうだいが高熱を出しても受診させなかった。
山口さんは、頭ごなしに否定すると反発するから丁寧なコミュニケーションを続けていくことが重要だと解説した。
防衛省は北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されたと発表した。防衛省関係者によると、北朝鮮から発射された弾道ミサイルの可能性があるものは通常より角度をつけて打ち上げるロフテッド軌道で発射された可能性があり、午前8時40分現在、飛行を続けているとみられるという。防衛省が日本への影響がないか情報の収集をすすめている。岸田首相は、国民への情報提供、安全確認を徹底するよう指示を出したと述べた。
韓国軍合同参謀本部は北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと発表した。同じ時刻に海上保安庁も防衛省からの情報として発表した。通常は10分ほどで日本上空に到達するが、現状Jアラートは発表されていない。今回は射程の長い弾道ミサイルの可能性がある。このタイミングでの発射は、重要会議を控えていたことが背景にある。北朝鮮は短距離だけでなく、迅速な発射が可能な固体燃料式のICBM級の開発を重要視している。今回の発射は飛翔時間が注目され、1時間を超えてくるとICBM級である可能性が高い。国防5カ年計画は再来年までに達成しないといけないもので、成果をあげるためにピッチを上げている。
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- 全国瞬時警報システム弾道ミサイル防衛省
官邸地下の危機管理センターにはミサイル発射の一報を受けて、緊急参集チームのメンバーが招集され、情報収集や集約にあたっている。岸田首相は先程官邸に入った。現状、被害の報告はないこと、これから集まっている情報について報告を受けた上で、NSCの閣僚会合を開き、今後の対応を協議すると説明した。防衛省は北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されたと発表した。防衛省関係者によると、北朝鮮から発射された弾道ミサイルの可能性があるものは通常より角度をつけて打ち上げるロフテッド軌道で発射された可能性があり、午前8時40分現在、飛行を続けているとみられるという。防衛省が日本への影響がないか情報の収集をすすめている。弾道ミサイルは日本のEEZの外側の日本海に落下するとみられる。韓国のキム・テヒョ国家安保室第1次長、米韓両国による核協議グループの会合に出席するためアメリカを訪問した際に、韓国メディアに対し北朝鮮が今月中にもICBMを発射する可能性があると述べていた。北朝鮮は11月21日に軍事偵察衛星を打ち上げ、その翌日にも弾道ミサイルを発射した。
悪徳商法や宗教2世の問題について家族の対応を研究してきた西田公昭さんがスタジオ解説。スマホを使い始める前にテレビ・新聞のニュースとネット情報との違いを前もって勉強してから使うことが重要。家族は覚悟して望まなければならない。家族の権利を侵害している場合、衝突を覚悟のうえで説得をする。感情でぶつからないことが重要。
ネットの言説を信じ、家族に助けられた40代の加奈さんを取材。コロナは誰かによって仕組まれ、PCR検査はオレンジジュースでも陽性になるという言説を信じた。夫に喚起しても否定も肯定もされず、話を聞いてくれないと思っていた。数か月後、ファクトチェックをしているものを見つけ、自分は間違っていたと思うようになった。今では専門機関などの情報を確認するようにしている。冷静になれたのは、家族が自分を否定せずにいてくれたおかげだと感じている。
古坂大魔王さんは、以前に著名な方が極端な政策にハマっている人と話し、「分かっているけどこっち側で仲間がいっぱいできちゃってなかなか公には言えなくなってんだよね」などと聞いたときに、おいでって言える人がいるのは大事なのだろうと話した。家族と接するときのポイントは、立場を明確にすること、対立しない共通項を見つけること。また、本人が疑問を持った瞬間に提示できる情報を用意しておくことも大事。
群馬・みなかみ町から中継。「時と風が育てる軌跡の生ハム」が育てられている。小奥さんでは珍しく12か月長期熟成させている。みなかみ町のある北緯37度は、生ハムの一大産地スペイン・グラナダと同じ。からっ風を全体に行き渡らせて育てている。たっぷりの塩を刷り込む塩漬けを2回行う。オススメの食べ方は、いちごを一緒に食べる。試食した森アナは、「いちごの甘さと豚の脂のこってりさがちょうど相まって美味しい」と話した。
「和洋折衷 海鮮パエリア」を調理。まいたけはざく切りにする。オリーブ油でにんにくを炒め、まいたけを入れる。まいたけを枕に生ざけの皮側を下にして焼く。あさり・パプリカを加え、あさりが開くまで炒める。オリーブ油で米を炒め、かつおと昆布の合わせだし・塩を加える。サフランを入れる。さけなどの具材をのせて、ふたをして7～10分間中火にかける。青じその千切り、いくらをかけて完成。
「和洋折衷 海鮮パエリア」を試食。古坂大魔王さんは「美味しい。食べたことないかも」などと話した。
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