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冨永愛が国立新美術館で開催中の「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」をめぐる。番組は日本のメディア初公開のイヴ・サンローラン美術館保管庫に潜入した。
オープニング映像。
テーマソングはidom「Knock Knock」。
イヴ・サンローラン美術館はかつてイヴ・サンローランのメゾンだった場所。イヴ・サンローランがいたスタジオを当時のまま公開している。1950年代のパリで女性の定番はウエストをしめるフォルムに膝下丈のスカートだった。イヴ・サンローランはこのスタイルを一新した。番組は日本のメディア初公開の保管庫に潜入。男性の服から着想を得つつも女性を華やかに彩る金のボタンをあしらったピーコートは今回の展覧会でも展示されている。冨永は「これが今当たり前になってることを彼が初めて作ったということに驚いてほしい」と話した。イヴ・サンローランは「ザ・ウェスティン・パリ・ヴァンドーム」のインペリアルルームに惚れ込み、1976年から2001年までこの場所でコレクションを発表した。イヴ・サンローランと創作をともにしたジャン=ピエール・デルボー氏は「我々にとってここはメゾンの一部なんだ、どのコレクションもこの場所で誕生したからね」などと話した。
「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」の告知。
イヴ・サンローランは1966年、女性のためのタキシードという革命的なスタイルを打ち出した。衣服が持つジェンダーのイメージを超越した。1968年のサファリ・ルックも機能的な男性の服を女性に向けて再構築したもの。
「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」の告知。
芸術に魅了されたイヴ・サンローランは演劇・バレエ・映画などの衣装も数多く手掛けた。中には演劇「双頭の鷲」の衣装も。今回の展示ではドローイングや舞台衣装も来日した。1965年にピート・モンドリアンの作品にインスピレーションを受けたモンドリアンドレスが登場した。冨永は「彼が女性が生きていく力を与えた」「彼がいたからこそ今の女性たちがこういうふうに生きている」などと話した。「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」は国立新美術館で12月11日まで開催。
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