2023年5月24日放送 10:05 - 10:45 NHK総合

キャッチ!世界のトップニュース
ウクライナ情勢

出演者
別府正一郎 高橋彩 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像と挨拶。

(ニュース)
EU上級代表 ”F16戦闘機の訓練開始”

欧米各国が相次いで支援を発表したウクライナへのF16戦闘機。その訓練を巡って、EU加盟国の国防省会合が協議した。ボレル上級代表は、すでに複数の国で訓練がはじまったと述べた。EUはウクライナに1年間で、100万発の砲弾の供与を約束したものの、これまでに供与したのは5分の1ほどにとどまっているという。F16戦闘機は、世界で最も輸出されている。ウクライナはこのF16を受け取っていない。ウクライナのパイロットをアメリカもしくはポーランドで訓練する。ポーランドの国防大臣は、訓練を開始する準備ができているという。ドイツはF16は所有していないが訓練を支援できる。EUは砲弾の供与をする約束をしているが、加盟国間の意見の相違があり、生産が追いついていないため、供与が遅れている。加盟国はこれまでに22万発を供与したが約束の5分の1ほどだ。軍事資源に予定された財源は使い切ってしまった。増額にはハンガリーが反対している。

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アメリカウクライナジョセップ・ボレル・フォンテジェスドイツポーランド第2ドイツテレビ
AI生成の偽画像拡散 株価一時下落

22日、国防総省の近くで爆発が起きたとするAI生成の偽の画像がネット上で拡散した。株価は一時下落した。画像生成AIに新たな懸念が広がっている。偽の画像が証券市場を動かした。複数のツイッターのアカウントで、ニセの写真の投稿があった。ABCニュースは写真元をつきとめていないが、画像生成AIによる画像だという。ソーシャルメディアではどんなニュースも同じように見られてしまう。投稿から数分間、株価は暴落した。業界はAIにが、めざましい貢献をしているという。OpenAIのCEOは、世界に害を与えかねないと懸念している。ツイッターアカウントの多くは認証マークをうている。認証マークは金を出せば手に入る。

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ABCニュースOpenAIアメリカ合衆国国防総省イーロン・マスクサム・アルトマン
急速に進化する AI使用のリスク

SNSで衝撃的な映像があるとついクリックしてしまうものだ。東京大学大学院教授の鳥海不二夫さんが、人間の思考には直感的で自動的なモードと塾長を特徴sとするモードがあるとされる。今のデジタル空間では全社の刺激が重視される。反射的にクリックしてしまう。AIのような最新技術は、わたしたちの民主的な社会を推進 して いくものだ。AIはリスクも抱えていることを認識しなければいけない。

ワールドEYES
どう向き合う グローバル・サウス

広島で行われたG7サミットには、インドやブラジルなどグローバル・サウスの首脳も招かれた。国際秩序が揺れ動くなかで、グローバル・サウスといかに向き合うかが問われている。

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グローバルサウスヴォロディミル・ゼレンスキー広島県第49回先進国首脳会議
グローバル・サウスとどう向き合うか

今回のサミットには、G7以外に、インドなどグローバル・サウスが招かれた。G7の世界のGDPに占める割合は、約4割となり、2030年には、新興国などの7カ国に抜かれると予測されていて、影響力が相対的に低下している。広島サミットでは、G7と招待国の協議がこれまでより多く設けられた。エネルギー問題や食糧問題などで、新興途上国に対し、G7が結束して支援を強化するという方針を打ち出した。二村は、G7としては、新興途上国を重視するメッセージを発信したが、新興途上国は今後も、それぞれの国益に応じて立場を決める姿勢は変わらないとみられるなどと話した。グローバル・サウスには、ロシアとつながりが強い国もあり、今回のサミットで、そうした国々のウクライナ情勢に対する中立的な姿勢を崩すことはできなかったとみられる。20日、インドのモディ首相は、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、解決に向けてできることは何でもすると伝えた一方、ロシアへの直接的な批判は避けた。ブラジルのルーラ大統領は、ロシアを名指しで非難せず、ゼレンスキー大統領との会談は実現しなかった。首脳宣言では、中国について、東シナ海などの状況に深刻な懸念を表明し、一方的な現状変更の試みに強く反対することなどを盛り込んだ。中国との関係が深い国が多いグローバル・サウスに配慮し、デカップリングではなく、デリスキリングが必要だとしている。民主主義の度合いに関する調査では、完全な民主主義は、24カ国であり、欠陥がある民主主義や独裁主義の国は、100以上にのぼっている。二村は、多極化の時代に入ったことを念頭に、外交・安全保障や経済政策を推進していくことが重要になってくるなどと話した。中国やロシアに対抗するためにも、日本が行っているような、相手国に寄り添った支援が一つのモデルになる可能性がある。

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Group of Sevenアフリカ連合アフリカ開発会議エコノミストグローバルサウスジョコ・ウィドドチュニス(チュニジア)ナレンドラ・モディルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァヴォロディミル・ゼレンスキー南シナ海外務省対日世論調査岸田文雄広島県東シナ海欧州連合第49回先進国首脳会議
(ニュース)
南チロルの町を彩る 水と光のフェスティバル

イタリア北部・南チロル地方の街では水と光のフェスティバルが行われ、国内外の約50作品が展示された。毎年5月に開催されるこちらは今回で5回目の開催であり、平和への思いや環境問題が表現されている。

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南チロル(イタリア)
レジ袋のリサイクル 実態は…

アメリカでは1000億枚ものレジ袋が使われているが、ウォルマートやターゲットなどの小売大手はプラスチックのリサイクルを行っている。しかし、半年かけてリサイクルの現状を調べると、全国で46の店舗のリサイクル箱でレジ袋を追跡すると委託業者が回収するなどしたごみ袋は23のごみ袋が焼却炉や埋立地へ向かい、リサイクルが行われたのは4店舗のものに限られるとともにうち3つは東南アジアに運ばれていった。回収される資源の内9%しか活用されていないのだという。アメリカ化学工業協会にリサイクル施設に行き着くレジ袋の数を聞いてみると、ここでも回収は望んでいるほどうまく行っていないとの声が聞かれた。

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NHK NEWS WEBアメリカン・ブロードキャスティング・カンパニーアメリカ化学工業協会ウォルマートオースティン(アメリカ)ターゲットワシントンDC(アメリカ)日本放送協会
国立美術館で新展示”革命的な変化”

イギリスのテート・ブリテンでは23日から800点を超える作品の展示が始まった。イギリスのアートが遂げてきた変化を反映する作品を紹介するためとなっているが、500年の道のりをたどるものとなっていて、男性が芸術の中心だった17世紀に活躍したメアリー・ビールなど女性アーティストの作品も掲載されている。歴史を巡ってもイングランド内戦の様子を描いたものや、プロパガンダのような役割があったと見られる絵画をめぐる説明も新調された。戦争の残虐さや、工業化とその影響だけでなく、近年ではEU離脱やBlack Lives Matter、#metoo運動などを訴える作品も見られる。

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Black Lives Matterテート・ブリテンメアリー・ビールロンドン(イギリス)欧州連合英国放送協会#metoo運動
(エンディング)
あすは

あすは「フランス パリ 電動キックボードの課題」を特集。環境対策の一環として推進されてきた電動キックボードのシェアリングサービスは今年8月末で廃止となるのだといい、背景を考えていく。

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パリ(フランス)
エンディング

エンディングの挨拶。

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