- 出演者
- 中居正広 笑福亭鶴瓶 杉原凜 渡辺美奈代 陣内智則 劇団ひとり 岡田将生 正木裕美 天翔天音
闇バイトは軽い気持ちで登録したがために罪なき人の財産を奪うなど恐ろしい犯罪に手を染め一生を台無しにしてしまうことがある。闇バイトの中でも犯罪件数の多い特殊詐欺の元リーダーを取材した。闇バイトに関係した人物や特殊詐欺グループのメンバーの証言、裁判資料を基に手口を再現する。
鶴瓶は再びラップを腹に巻き付け減量に挑戦しているという。
2003年、身内になりすまし金をだまし取る「オレオレ詐欺」が横行した。都内に住んでいた23歳の若者が犯罪に手を染める。
彼は時給が良い飲食店のアルバイトをしていた。飲食店の客からの言葉で魅力的なことだった。だがそれは融資保証金詐欺だった。まず2ヶ月間、シミュレーションと実践を行う。詐欺グループの味とは1つの場所に2か月以上はいることはなかった。
バイト経験について。岡田は居酒屋のバイトをしていて気づかれることもあったという。渡辺はお弁当屋でバイトをしたことがある。またおニャン子クラブは時給制でバイトだった。中居もアルバイト経験がある。
詐欺グループに警察から電話がかかってくることもあった。男性は捕まるか分からない恐怖を感じていた。2ヶ月の研修を終え別グループに所属した。2003年、詐欺の被害件数は約6500件で被害総額は約43億2000万円。2004年には架空請求や融資保証金詐欺、オレオレ詐欺の実態が警察でも明らかになり振り込め詐欺の名称で統一された。被害件数は約2万5000県にのび被害総額は約283億円。下っ端では大した金をもらえず罪なき人をダマし続ける生活だった。嫌気が差し5年で詐欺をやめ通販事業を始めた。2013年に手口が多様化し特殊詐欺の名称を使い始めた。被害件数は約1万2000件に減ったが被害総額は約485億円。2014年、男性に新たな誘惑が襲う。それは高齢者を狙った詐欺だった。
男性に新たな誘惑が襲う。老人ホームの入居権詐欺で件数が増えている要注意の詐欺だった。詐欺グループの役割も進化していて、役割も細分化され本体にたどり着けない。
男性は再び詐欺の世界へ入る。メンバーを集めチームをつくり、1日1人500件電話をして名義を貸してくれる人は10人いればいい。そうして作られる名簿リストは広域強盗事件のターゲットの名簿にもなった。
安心させるのも手口でお願いを受け入れやすくなる。受け子チームが現金を受け取る。一度に数千万円が手に入る。老人ホーム入居件に関する劇場型勧誘の相談件数は近年急増している。受け子に現金を渡してしまう高齢者が少なくない。受け子は闇バイトで集められることもあり捕まるリスクが高い。
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去年、受け子で逮捕された女性。闇バイトのサイトではなく大手求人広告に応募しただけ。懲役3年、執行猶予5年が言い渡された。老人ホーム入居権詐欺を続けていた男性は受け子チームのリーダーから電話があり撤退を決め片付けを始めた。そこに警察がアジトに入る。
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特殊詐欺グループは巧妙な手口で騙していく。特殊詐欺電話の実際の音声を紹介した。警察は被害を食い止めるため特殊詐欺の手口と対策を公開している。
撤退しようとしていたとき逮捕された別グループのタレコミで特殊詐欺グループリーダーが詐欺罪で逮捕され懲役5年4ヶ月の判決を言い渡された。2年前、刑期を終え出所。
受け子・かけ子・指示役の罪の重さは被害金額・被害件数・犯罪の悪質性によって差が出る。受け子でも半数強は実刑にある。
2年前、刑期を終え出所した特殊詐欺グループの元リーダーは闇バイトに関わった人の相談を受けるなどの活動をしている。今も闇バイトに気軽にアクセスし詐欺や強盗に手を染め逮捕される人が後を絶たない。
闇バイトで人生を狂わされた家族がいる。関西地方で暮らす家族には一人息子がいた。内気で恥ずかしがり屋の息子。鉄道が大好きで撮り鉄だった。高校でも成績優秀でゲームが好きで4人でやるゲームを1人でこなし、のめり込むとトコトンやる正確だった。2021年に完済の名門大学に合格しキャンパス近くで1人暮らしをすることとなった。大学へ言った息子とマメに連絡を取り合った。何も変わらないと思っていたが両親も知らない一面があった。
1人暮らしを始めた息子。1ヶ月後、雰囲気が変わっていたが気にしなかった。ホストクラブで働いていた。実は高校の時からYouTubeをやっていて自分の考えや思ったことをアップしていた。ホストクラブでは簡単に金を稼ぎ、人気YouTuberになりたいと想いを語っていた。だがホストクラブでは想像した世界と違い1ヶ月もせず辞めた。大学でもYouTubeを続けていた。そんなとき、軽い気持ちで闇バイトにアクセスした。両親とやり取りをした翌日、両親のもとに息子が亡くなったと警察から電話があった。息子が亡くなった事故は路肩に停まっていた軽自動車に大型トラックが激突したものでトラック運転手の過失だった。車に乗っていたのは全員20代前半。両親は息子のアパートを訪ねた。すると大量のSIMカードやホストクラブの名刺や息子が買うとは思えないスーツがあった。警察から家宅捜索が終わったあとも操作状況を一切教えてもらえなかった。両親は自分たちで原因を調べ始めた。4台のスマホのうち2台が部屋にあった。ゲーム用で使っていたもので電話回線がない。だがスマホからショッキングなものを見つける。それは「かけ子」のマニュアルや闇バイトに登録したスクショが出てきた。息子が亡くなった事故から2ヶ月後、軽自動車に一緒に乗っていた男2人が逮捕された。軽自動車の荷台には金庫があった。父親は息子のことを調べ息子のSMSを発見しYouTubeをしていた事実を初めて知った。それは両親の知らない姿だった。そして開かれた裁判で息子の犯行を知ることになる。ランチに誘ったあの日、息子は強盗に参加していた。息子は家族の情報を握られ辞めようとしていたが逃げられなくなり運命の日を迎えていた。
微笑む双子の姉妹。1つの体を共有する結合双生児。アメリカや日本にもいた。
ミネソタ州に住む双子の姉妹。体が1つしかない。このとき2人は11歳で元気に学校に通いたくさんの友人と学校生活を送っていた。2人で1冊の教科書を使いノートは別々。宿題・テストも別々で評価も1人1人もらう。スポーツが大好きで手足はそれぞれが担当していた。自分が担当していない手足の感覚はない。痛みや痒み、暑さや寒さ、病気にかかるタイミングも違う。姉妹は1990年3月7日に生まれ死産になることもあり姉妹も出生後24時間、生存する事は難しいと思われた。1つの骨盤に2本の背骨をもつ。頭部・心臓・胃・肺は独立しているが、肝臓・小腸・大腸・子宮は1つしかない。多くの臓器を共有していたため分離手術は不可能だった。だが双子は元気に成長し1歳半で歩けるようになった。胃は2つあるのでそれぞれが空腹を感じ、食べ物の好みも違う。また生活スタイルも大きく異なる。ケンカをするときは口を聞かず、辛い時間だという。風邪をひけば薬が苦手なブリタリーの代わりにアビーが薬を服用する。血流は共有しているため1人が飲めば効果を得られる。2006年、2人は16際になった。
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