- 出演者
- タモリ 斎藤ちはる 古田敦也 栗山英樹 松坂大輔
MLB開幕!日本人選手大追跡SP。
パドレスとドジャースの開幕戦を生解説。パドレスは2年ぶり4度目の開幕投手を務めるダルビッシュ。大谷との初対決に古田敦也は「バッターは当てるだけとなった素晴らしいピッチングだった」と評価。2打席目はライト前ヒットを放ち盗塁も成功。しかしマンシーは三振に倒れた。6回からはメジャーデビュー戦となる松井がマウンドへ。ピッチクロック違反を取られるも無失点に抑え堂々のデビューを飾った。この日の大谷は5打数 2安打 1打点の活躍。1戦は5-2でドジャースが勝利した。
第2戦は山本由伸が先発。1回5失点で降板しメジャーの厳しい洗礼を浴びた。栗山英樹は「こういう姿を見たことがない。次回に期待したい」などどコメント。今季第1号を放ったベッツ。大谷と松井のメジャー初対決は松井に軍配。7回に連打を浴びるもリードを守り15-11でパドレスが勝利。
2戦合計3安打2打点の大谷について古田敦也は「本人は自信を持って打席に向かっているのではないか」とコメント。昨シーズンとの結果を比較してホームラン数は増えると予想した。松坂大輔はダルビッシュについて「状態の良さが際立っている」と分析した。1回5失点の山本については「そう簡単にはいかないと思うが上手くいくことを願っている」とコメントした。
大谷翔平がMLB公式戦2試合目で初HRを放った映像を紹介した。
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ドジャース公式歴史家のマーク・ランギルさんがドジャー・スタジアムを案内。ドジャースは地区優勝21回、リーグ優勝24回、ワールドシリーズ優勝7回という輝かしい実績を積み重ねてきた。ドジャースはニューヨークで誕生し1932年に「ブルックリン・ドジャース」に変更。1947年に黒人選手のジャッキー・ロビンソンが入団し、盗塁王・新人王を獲得した。彼の活躍もあって1955年にドジャースは念願の世界一を手にする。ロビンソンの背番号42番はMLB全チームの永久欠番になっている。デビューした4月15日はジャッキー・ロビンソンデーとして全選手が42番を背にプレーする。
大谷翔平が日米通算100号を放った映像などを紹介した。
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ドジャースの歴史には日本の野球との深い関わりがある。1956年には日米野球でドジャースが初来日し巨人と対戦した。1961年から巨人はドジャースのキャンプ地“ベロビーチ”で合同キャンプを実施。ここでメジャー流の戦術を学び巨人はV9の黄金期を迎える。元オーナーのピーター・オマリー氏は、父・ウォルター・オマリーが長嶋茂雄に注目していたことを明かした。1958年にドジャースは西海岸へ移転し、37年後に野茂英雄がメジャーで誕生した。オマリー氏は「大谷はドジャースと日本の長年の関係を知った上で入団したと思う」などと語る。
ドジャースと日本の深い関係について古田敦也は「日本人選手がアメリカに行く方法がないときだった。野茂英雄は引退届をだして渡米しマイナー契約した。彼の勇気ある一歩がなければ今はないと思う」などと説明した。大谷翔平は高校時代に書いた人生設計シートを実現している。
大谷翔平がメジャー史上初10勝&30HRを放った映像などを紹介した。
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ドジャースの注目が高まる中で、ライバルを紹介。ナ・リーグ西地区にはパドレスやDバックスなど強敵が揃っている。古田はDバックスの臨時コーチをして、その強さの秘密を実感したという。栗山英樹とパドレスのダルビッシュ有のスペシャル対談。2023年のWBCで監督と選手として世界一に輝いた2人が約1年ぶりの再会。ダルビッシュは開幕は早いんですけど実践練習は出来ているので、などと語る。サンディエゴ・パドレスは、ドジャースと同リーグ同地区で2022年ドジャースとのプレーオフでは第2戦 ダルビッシュが勝利投手となると、そこから3連勝してリーグ優勝決定戦へ進んだ。ドジャースについてダルビッシュは、自分たちとしてはライバルと思っている、ドジャースは細かい野球をちゃんとすると語る。ドジャースの強さは細かいプレーをおざなりにせず、徹底していることだと分析する。ドジャースに活には相手よりもさらに細かいプレーを徹底すること。ダルビッシュ自身も新たな取り組みを行っている。キャンプに入ってからスイーパーを改良しはじめているという。昨シーズンは球速やボールの回転数等の数字は良いのになかなか結果が繋がらなかったといい、新たにバッターに察知されにくい投げ方に改良したという。数字を否定しても駄目だけど数字が全てだと思っても駄目だと語っていた。
ダルビッシュがドジャース攻略のポイントとして上げた細かい野球を実践して躍進したのがDバックス。昨シーズン、ドジャースはナ・リーグ西地区を圧倒してプレーオフに進出したが、地区シリーズでダイヤモンドバックスに3連敗を喫した。ダイヤモンドバックスは22年ぶりナ・リーグで優勝した。この快進撃の立役者が現役時代ヤクルトでもプレーしたT・ロブロ監督。当時ともに戦った古田敦也が去年から臨時コーチを務めている。古田がT・ロブロ監督にチームが強くなっている実感はあるかと聞くと、T・ロブロ監督は「私たちは”良い野球”をやっている」「アメリカではとにかくホームランを打とうとする」「でも私が日本に行った時盗塁やバントの技術を学んだ 日本では細かいことが最も重要視され基本的なことが身につくまで何度も繰り返した」「バントと盗塁はアメリカの野球界では失われた芸術だと感じていた」などと語る。ドジャースに3連勝した地区シリーズでもいきなりセーフティーバントでチャンスを広げ先制する。奇しくもドジャースが日本に伝えたスモールベースボールをDバックスが逆輸入し、その行く手を阻んだ。今年もキャンプから走塁にさらに磨きをかけている。メジャーでは異例とも言える野手全員でのベースランニング。さらに古田が驚いたのがクイックモーションの練習を取り入れていたこと。
古田は、ドジャースをなんとか倒すということにミンナが一生懸命やっている、と語っていた。松坂は現役の時にドジャースと対戦していて、小さい時から見てきたチームですしと語りながら、自分が投げていたのを忘れていたと明かした 。
今シーズン総勢13名の侍戦士たちがアメリカ全土でプレーをする。3人が現地で取材をした。
栗山英樹が向かったのは、レッドソックスの吉田正尚。日本中が歓喜に湧いたWBCで吉田は劇的同点HRで貢献した。1年間メジャーでプレーした感想を聞かれた吉田は、前半戦は思ったよりいけると思った、などと明かす。前半戦は首位打者争いを見せる活躍ぶり。しかし後半戦は数字を落とし悔しい結果となった。3月7日のブレーブスとのオープン戦では、豪快な一発を放った。
カージナルスのL.ヌートバーは、WBCで見せたペッパーミルパフォーマンスが日本中を一つにした。ヌートバーは、栗山sなんは僕の人生を変えてくれた、だから本当に栗山さんのことが好きですと話した。3月28日カージナルスは開幕戦でドジャースと対戦する。ヌートバーは、残念ながら大谷は投げませんが僕らにとってはいいことかな、等と話していた。
栗山英樹がカブスのキャンプで再会したのは鈴木誠也。WBCは左脇腹のケガで出場辞退となったが、村上宗隆にエールを送るなど影でチームを支えた。今年でメジャー3年目の鈴木誠也は、オープン戦では打率4割。鈴木誠也は、メジャーの投手はどんどんストライク先行で攻めてくる、セ・リーグは変化球で交わしていく投手が多かったので、がっつき過ぎずある程度絞った中で打席に入るのが日本のスタイル、ファーストストライクから攻めていくことがなかなか出来なかった、最初はずっと苦しんでいたと明かしていた。去年は、初球の甘い球を積極的に振ることができるようになったのが結果的に良くなったところだと語った。
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さらにカブスには今永昇太がいる。WBC決勝では、アメリカ相手に先発を託された。今永昇太は、栗山監督のおかげでここに立てていると本当に心の底から思っている、WBCを経験して次のステップに進んでいきたいという気持ちを教えてくれたと感謝していた。鈴木誠也から受けたアドバイスについて、古田に語ったのは「こっちの打者はインコースを避けない 怖がらないという話を鈴木誠也に聞いたのでよりインコースのボールを見せておかなければ外のボールの手が残るところは簡単に逆方向に運ばれる」などと語っていた。オープン戦では5回途中9奪三振無失点などメジャー対策は万全の様子。
パドレスでメジャー1年目の松井裕樹は、ピッチクロックが不安だという。去年のプロ野球で最も投球間隔が長かった松井は、このルールに苦しむと予想されてる。松井は、楽天の内星龍に、日本のままだったらノーアウト満塁からっすねと言われたと明かした。松井は日米通算250セーブまであと14で名球会入が目前に迫っている。古田は、一応理事長がブレザーをかけに行くかかりなのでサンディエゴまで旅行で行くと話していた。