2024年3月17日放送 19:30 - 20:00 NHK総合

ダーウィンが来た!
「もう8回目!東京生きもの調査隊」

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(オープニング)
オープニング

東京の自然を視聴者と調べる東京生き物調査隊。まずはシリーズ初、絶海の孤島へ。ここもれっきとした東京。この島に乗り込んだのは国分寺高校のカラスバト班。幻の鳥と言われるカラスバトを高校生と共に追いかける。続いては…実は今ハゼが大ピンチ。取材を進めると驚きの新事実が見えてきた。さらに、浅草の小学校に突如現れたニホンミツバチ。貴重なミツバチを守るため子供達が大井奮闘。

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もう8回目!東京生きもの調査隊
調査ファイル(1)絶海の孤島に幻の鳥を追え!

絶海の孤島に幻の鳥を追え!探すのは幻の鳥カラスバト。番組では以前、伊豆大島で行われた調査をお伝えしました。その当時の映像で都立国分寺高校によるカラスバトの調査の様子を振り返った。最近カラスバトがいつでも見られる特別な島が見つかったという。早速カラスバト班と共に調査に向かう。そこは都心から360kmの絶海の孤島・青ヶ島。海底火山の爆発によってできた島で直径約2km。島はカルデラと呼ばれる地形の中にもう一つ小さな火山がある世界的にも珍しい島。調査の準備中、いきなり2羽のカラスバトを発見。普通のハトより一回り大きく首の周りの羽が光の角度により緑に輝く。よく見るハトより首が長くほっそりした印象。幻と言われるカラスバトがここでは至る所に。どうして青ヶ島ではカラスバトが簡単に見られるのか。その理由の一つは島の位置。天敵のワシやカラスがほとんどやってこない。隠れる必要がないため自由に空を飛べる。カラスバトが集まる場所を発見。食べているのはアカメガシワの実。カラスバトの主食は木の実。青ヶ島では様々な種類の木の実が一年中絶えることなく実る。青ヶ島では火山が今なお活動中。湯気が出ている場所の地面の温度は約90℃、この熱でカルデラ内の温度は周囲より2℃ほど高くなる。お陰でまるで温室のように一年中木の実がなる。もう一つの秘密はカルデラ特有の高い壁に囲まれていること。その壁が風を遮り木が大きく育つことができる。今回カラスバト班が挑むのは声と行動の関係を明らかにすること。カラスバトは数種類の鳴き声を使い分けて暮らしているがこれまでは姿が見えず声の意味が正確にはわからなかった。”ペーウー”は求愛の声と考えられている。”ガガガガガ”は威嚇の声。声を使い分けて行動する様子をはっきり捉えることができた。貴重な交尾の様子も捉えた。

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調査ファイル(2)東京のハゼに大ピンチ!

きっかけは2023年3月のコラボ。長年日本の自然を見続けてきた日本テレビの「THE鉄腕DASH」と協力。マハゼを調査した。夏に不思議な現象が起きたと聞いて番組が向かったのは町中を流れる運河。その水面にはハゼの大群が。毎年夏に見られるというこの現象。実はハゼの大ピンチだという。専門家の古川恵太さんによると「ハゼが東京湾からいなくなるかもしれない。全体的にみると数は減っている」という。集まったハゼはSOSを出している。口をパクパクさせ酸素を求めて水面に集まっているという。この現象は長年続いてきた東京湾の開発と密接に関わっている。かつては遠浅の海が広がっていた。こうした浅瀬の多くが埋め立てられた結果、ハゼがピンチになった。夏に水温が上がると水底にいる微生物の活動が活発になり酸素を消費、浅瀬では波で水がかき混ぜられ酸素不足にならないが、浅瀬がなくなると動くのは水面近くの水だけになり底まで酸素が届かなくなる。後半では追い詰められたハゼたちの生き抜くすべを大発見。

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江戸っ子と仲良し!ハゼ

東京の川や海に暮らすハゼ。昔から人々にとって身近な魚でした。ハゼ釣りが広く楽しまれるようになったのは江戸時代。武士から始まった釣り遊びが庶民へと広がっていった。昭和の東京湾ではハゼが湧くと言われるほど。初心者でも釣りやすいためハゼ釣りは一大レジャーだった。食べても美味しいハゼ。食材としても人々を楽しませてきた。今もハゼ釣りは夏~秋にかけての東京の風物詩。世代を超えて受け継がれている。

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調査ファイル(3)浅草ミツバチ 街で大騒動!?

2022年8月、千束小学校にニホンミツバチが木の根元に開いた穴の中に巣を作ったという。都会に現れた貴重なニホンミツバチを見守ろうと、子どもたちはミツバチ探検隊を結成。無事に冬を越したミツバチは、春になるとミツバチの群れには新しい女王が誕生し、元いた女王は群れの半分を引き連れて新しい巣を探す分蜂という現象が起きる。巣の周りを数千匹のミツバチが飛び回り、都心で起きるとパニックになりかねないため、子どもたちは話し合い、分蜂について知らせる看板を立てたり、さらにご近所には直接出向き、小学校のミツバチが分蜂しても静かに見守ってほしいとお願いに周った。しかし3月下旬、巣が丸見えになっていた。群れの中で卵を産むのは女王バチだけだが、女王が死ぬと除々にハチの数が減り、やがて群れは消滅するそうだ。子どもたちは分蜂に備え、巣箱を作り、新しい群れを迎え入れる準備をしていた。

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ニホンミツバチ分蜂台東区立千束小学校台東区(東京)
調査ファイル(2)東京のハゼに大ピンチ!

夏の酸素不足で大ピンチに陥っていた東京のハゼたち。2023年7月、親子75人が参加し、ハゼの現状を知ろうという市民調査が行われた。発起人はハゼ音頭を踊っていた古川さんだ。ハゼを釣って、大きさを測ることで釣ったハゼが生まれた時期を知ろうとしていた。マハゼは冬になると穴を掘って産卵し、多くが1年で命を終える。卵が孵化するのは冬から春で、大きさ2cmほどの稚魚は月におよそ1センチずつ成長する。7月時点では大きくても10センチくらいだそうだが、調査の結果、13センチを超すものもいることがわかり、近年、こうしたハゼの割合が増えてきているそうだ。東京のハゼは生息地が減り、酸素不足にも苦しめられている。今回見つけたニューマハゼは、変化の激しい大都会に合わせて生き抜こうとするたくましさに溢れていた。

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ハゼ北十間川墨田区(東京)
ダーウィンNEWS
手話CGアバター

耳の聞こえない方にも番組などを楽しんでもらうために手話の細かな表現ができるCGアバターが開発された。今後、手話版の自然番組などにも登場する。

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手話CG
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