- 出演者
- 大浜平太郎 塩田真弓 パックン 中垣正太郎 平出真有 渡辺努 仙石誠 山下慎司 磯貝友紀
14日のニューヨーク株式市場の株価の終値と、セクター別騰落率、為替の動きを伝えた。
イギリスの半導体設計大手のアームは14日、アメリカのナスダック市場にIPOを行った。終値で時価総額は9兆円を超える今年最大のIPOとなった。今回売り出されたのは、ソフトバンクグループが保有する全株式のおよそ1割で、アップルやエヌビディアなどが出資する方針だ。初値は公開価格の10%を上回り、終値も上昇した。ハースCEOはさらなる事業拡大に自信を見せた。
アームのウィル・アビーCCOは、AIがアームの成長を支える原動力になると強調した。ナスダック証券取引所で行われたセレモニーには、アームの親会社であるソフトバンクグループの後藤芳光CFOも参加した。
シュナイダーさんは、アームの上場に対するマーケットの反応について、「生産者物価指数は予想を大きく上回ったが、ガソリン価格上昇の影響が大きかったため、マーケットはソフトランディング期待が高まった。およそ2年間低迷していたIPO市場は、アームの上場の成功をきっかけにこれまで止まっていた案件が動き出すとの期待も市場を明るくした。」などと解説した。
債権、商品、ヨーロッパ市場、株式先物の動きを伝えた。
ECBは14日、主要政策金利を0.25ポイント引き上げ4.5%にすると決めた。利上げは去年7月から10会合連続となる。また、民間銀行がECBに預ける際の中銀預金金利も4.0%に引き上げた。ユーロが誕生した1999年以降で最高となる。ヨーロッパ経済の減速懸念が強まる中でも、ECBがインフレ抑制の姿勢を鮮明にしたかたち。
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アメリカの8月の生産者物価指数は前月と比べ0.7%上昇し、市場予想を上回った。ガソリンなどのエネルギー価格が大きく上昇したことで、モノの価格は2%のプラスとなり全体を押し上げた。サービス価格は0.2%の上昇にとどまっている。変動の激しい食品・エネルギー・流通マージンを除いたコア指数は前月と比べ0.3%のプラス。
アメリカの小売売上高は前月から0.6%増加し市場予想を上回った。プラスは5か月連続。エネルギー価格の上昇を背景にガソリンスタンドがプラス5.2%と大きく伸び全体を押し上げている。そのほか、自動車・部品、衣料品、食品・飲料など幅広い分野で増加した。また自動車・部品とガソリンスタンドを除く分野はプラス0.2%。
けさのゲストは東京大学・渡辺努さんと東海東京調査センター・仙石誠さん。
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- 東京大学東海東京調査センター
山下さんのドル円予想レンジは146.90円~147.90円。注目ポイントは“ボラティリティー低下環境下の円キャリートレード”。ECBの声明文の利上げ打ち止めを示唆するような文言があることから利上げサイクル終了との思惑が広がり、ユーロやイギリスポンドなど対欧州通貨でドル高が進んだ、アメリカの生産者物価指数などが市場予想を上回り新規失業保険申請件数は前週比減少し堅調な雇用がしめされいずれも強い内容だったがFOMCを来週に控え米金利の上昇が限定的だったことも影響し、ドル円の値動きは限定的だった、様子見姿勢が続くと考えているが堅調な米経済指標を背景としたドル買いを見込み緩やかな円安ドル高を予想するとのこと。また、円キャリートレードがドルを下支え、アメリカ金利の明確な低下を確認できるまでは介入の効果は一時的か、などと説明「市場は来週のFOMCで利上げのスキップを見込んでいるが、落ち着きを見せてきた物価関連指標もエネルギー高などを主要因に反発してきていて、どのような発信がFRBからなされるかに注目している」などと話した。
債券市場の値動きについて伝えた。
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世界の株価と株式先物の値動きについて伝えた。
今日の株価の見通しについてゲストの仙石さんが解説する。米国株が堅調なため、日本株式市場も上昇してスタートする見込み。来週日米ともに金融政策決定会合がひかえているため値幅が小さくなる可能性はある。ソフトバンクグループの株価の動きが日経平均株価の動きを決めると思われる。注目ポイントは「年末に向けた海外投資家動向」で、今年に入って現物株の大幅な買い越しになっていることがポイント。中長期的に日本株がよくなってくるのではないかという期待が海外投資家のフローに入ってきているのではないか。地域別の海外投資家の現物株に対する動向を見ると、北米・欧州・アジア全て買い越しになっている。年末に向けて10~12月は買い越しが膨らむ可能性が高く、海外投資家の動きは期待できる。中間決算期で上方修正が出ることで海外投資家も日本株を評価しやすくなる。
テレビ東京&日本経済新聞社の世論調査。岸田内閣支持率は42%と横ばい、不支持51%。改造内閣・自民党役員の顔ぶれ:評価する28%、評価しない49%。顔ぶれを評価しない理由:女性の登用が進んだ、安定感がある。顔ぶれを評価しない理由:派閥の意向にとらわれていた、若手の登用が進んでいない。解散・総選挙の時期:できるだけ早く13%、今年の年末までに17%、来年9月の自民党総裁選までに21%、解散を急ぐ必要ない41%。
国内で初めて自動運転用レーンを一部の一般道に政府が設置する方針であることがテレビ東京の取材で分かった。すでに決まっている新東名高速道路の駿河湾沼津~浜松SA間に加えて新たに東北自動車道と茨城県日立市の一般道を追加する。自動運転の普及によって人手不足の物流問題の解決を狙う。
マツダがロータリーエンジンを発電機として搭載した新プラグインハイブリッド車の予約を開始した。価格は約423万5000円~。小型で高出力。
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バルミューダが新たにホットプレートを発売すると発表。従来よりプレートを厚くし温度を落とさず狙った温度で調理可能に。バルミューダは高級トースターの好評を受け高級路線に勝機を見出す。
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中国では8月小売売上高や鉱工業生産など発表。アメリカでは8月輸出入物価指数や9月ミシガン大消費者信頼感指数などが発表。
米国の消費者マインドは?渡辺さんは「(ミシガン大指数は)70年代からやってきて時系列的にも過去も見れることもあって皆さんが注目してる訳ですね。それに相当するものが日本はない訳なんですね」などと話した。中国経済 日本への影響は。仙谷さんは「今回は全般的には小売売上高も含めて回復の方向性は示されているものの回復のペーストしては鈍く、中国の経済の悪さが再認識されてしまう。中国の経済が悪いから日本株だめかというとそうではない面もある」などと話した。