- 出演者
- 高島彩 恵俊彰 倉持明日香 松村北斗(SixTONES) 高見侑里 井上咲楽
ペルー日本大使公邸人質事件を紹介。ペルーは日系人が世界で3番目に多い国。1996年にペルーの日本大使館公邸で天皇誕生日の祝賀パーティーが行われていた。大使公邸は3メートルを超える壁で取り囲まれていたが、テロリストたちは壁を爆破し敷地内に踏み込んできた。関係者と招待客あわせて600人以上がテロリストたちの人質となった。ペルーの左翼武装組織MRTAは過激なテロをくり返し、アマゾンのジャングルに訓練施設を置いているという。当時のアルベルト・フジモリ大統領は治安維持のためテロリスト幹部を次々に逮捕していて、テロリストの要求は刑務所に収監されているMRTAの仲間全員の釈放だった。MRTAのメンバーは14人、監視するには人質の人数が多すぎるため女性と70歳以上は解放された。
リーダーや幹部はプロのテロリストだが、10代~20代の部下は山間部や農村から寄せ集められた若者だった。政治的思想ではなく金のために参加したものもいたという。フジモリ大統領はテロリストらの要求を断固拒否し話し合いによる解決は実現しなかった。日本人の人質はラジオ体操をはじめ、テロリストらは不思議そうに眺めていたという。人質とテロリストの関係が変わり始め、国際赤十字による救援物資にも変化が出始めた。
テロリストらが特に気に入った日本の食べ物はカップラーメン。酒井さんがテロリストとコミュニケーションをとるきっかけとなったのはピアノ。16歳のメリサは山間部の貧しい農家出身でMRTAに誘拐されたという。MRTAは平均月収の50倍の成功報酬を謳い10代の若者を入隊させていた。日本人の人質たちは若いテロリストに日本語を教えたりオセロや将棋をしコミュニケーションをとった。公邸の外では平和的解決か強行突入かをめぐり模索が続いていた。突入を決行すればテロリストが人質を処刑する可能性もあったという。人質らは洗濯物に手紙を紛れ込ませ、公邸の施設の状況を詳しく書いた。また、公邸ではトンネルが掘られていた。
リーダーがトンネルを掘る音に気づいてしまった。監禁生活は4か月にも及ぼうとしていた頃、元ペルー海軍中将の男性は「ペルー軍の特殊部隊はどこかに盗聴器を仕込んでくるに違いない」と推測し、差し入れされたあらゆるモノに話しかけたという。男性はテロリストは毎日午後3時頃に1階でミニサッカーをし、一箇所に集まる時こそ奇襲のチャンスと報告。ペルー軍は140人の特殊部隊を集結させ、トンネルから強行突入した。
特殊部隊が公邸内へ突入した。建物のあちこちでテロリストが仕掛けた爆弾が爆発した。メリサは日本人を撃てなかったという。
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キリエのうたの告知。
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日本人の人質が全員脱出した直後に爆弾が爆発。日本人の人質24人は全員が助かったという。ペルー人の判事と特殊部隊2名が死亡し、テロリスト14人はメリサも含め全員が死亡した。
ワールド極限ミステリーの次回予告。
TVerの告知。
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