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2016年12月22日放送 0:43 - 1:18 TBS

上田晋也のニッポンの過去問
第76回

出演者
水野真裕美 上田晋也(くりぃむしちゅー) 龍崎孝 畠山明秀 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

今夜の過去問

今回は1969年、東京タクシー近代化センターの設立。1960年代、東京・大阪などの大都市では、高額運賃の要求や乗車拒否など、タクシーと乗客のトラブルが相次いだ。この状況を打破するべく、1969年にタクシーのサービス向上を目的とする東京タクシー近代化センターが設立された。ドライバーたちの運転技術の指導や、現場でのパトロールなどが実を結び、ドライバーのマナーは改善を見せたかに思われたが、バブル期になると再び…。なぜドライバーは乗車拒否をしたのか。そこには、止むなき現実があった。

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東京タクシー近代化センター設立
1969年 タクシー業界を変えた 東京タクシー近代化センター設立

今回のテーマは「1東京タクシー近代化センター設立」だと説明。続いて、設立された1969年は、人類初の月面着陸成功などの出来事があったと紹介した。ゲストには日本交通取締役・畠山明秀氏を招き、解説は流通経済大学・龍崎孝教授が担当する。龍崎教授は「社会人になってからのタクシーとの付き合いは、自分の歴史と共に世相が垣間見える」とコメントした。

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日本に登場して約100年 タクシーの歴史

日本でタクシーが初めて登場したのは、1912年(明治45年)。当時の初乗り料金は、現在の約2000円に相当した運転免許証の取得率も非常に低く、タクシードライバーはエリートと持て囃されていた。昭和初期を迎えると、東京都内を1円均一で走る「円タク」が登場した。この頃は蕎麦1杯が10銭。少しずつクルマというものが普及していった時代だった。戦後になると、自動車の普及に伴ってタクシーの台数も徐々に増えていった。しかし、その一方で1950年代に問題視されたのが「神風タクシー」だ。戦時中の神風特攻隊になぞらえて名付けられた暴走タクシーのこと。歩合給を稼ぐため、速度制限の無視や急発進など、無謀な運転を行なうドライバーが増加した。そして、1960年頃になると、乗車拒否という新たな問題が発生した。日本政府は問題解決に向けて大橋武夫運輸相を中心に実情調査に乗り出すが、タクシーは大橋運輸相の前を素通りし、調査団にも止まる気配がなく、面目丸つぶれといった形になった。

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1960年代 社会問題になったタクシーの乗車拒否

1960年頃になると、タクシーの乗車拒否という新たな問題が発生した。さらに、料金メーターを上回る運賃を要求するドライバーも出現した。しかし、当時のドライバーたちは取材カメラの前で切実な胸の内を語っていた。昭和45年頃、全産業の平均年収が約103万円という中、タクシードライバーの平均年収は約87万円。当初エリートだったタクシードライバーの収入や社会的地位は、時代が流れるにつれて低下しており、これらが乗車拒否やマナー違反などの諸問題を生む温床となっていたのだ。

「神風タクシー」については、昭和31年の「週刊新潮」で取り上げられていると紹介。運転手を11年前後経験しているというゲストの畠山氏は、タクシーの乗車拒否について、歩合給を稼ごうと長距離を狙う気持ちがあったのではないかと推測した。

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1969年 東京タクシー近代化センター設立

減る兆しを見せないタクシーの乗車拒否問題。そこで、タクシーのサービス向上と利用者の利便確保を行なうため、1969年12月24日に「東京タクシー近代化センター」が設立された。主な取り組みは、運転者証の発行とドライバーの意識向上を促す「登録事業」、運転技術の指導などを行なう「適正化事業」、地理の試験や研修を実施する「地理試験事業」などが挙げられる。また、乗車拒否などの問題に対応するため、指導員による現場パトロールも実施した。こうした指導の厳しさから、センターはいつしか「泣く子も黙る近代化センター」と呼ばれるようになった。その指導が功を奏し、設立から約20年、大きな問題が世間を騒がせることはなかったが、バブルの到来によって乗車拒否が再び社会問題化した。景気が良くなったことで、乗り場にはタクシー待ちの客が行列を作り、売り市場となったタクシー業界では、遠距離の大口客だけを乗せたいというドライバーが増加。乗車拒否につながっていた。ところが、そのバブルが崩壊するとタクシー利用客は減少。タクシー業界は冬の時代へ突入した。さらに、追い打ちをかけるように2002年には改正道路運送法が可決。これは、タクシー業界への新規参入を簡易にするといったもの。結果、タクシーの台数が増加し、競争が激化することになった。乗車拒否という問題は解消したが、乗せる客がいないというドライバーにとって最も苦しい時代が続くことになる。

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1969年業界を変えた 東京タクシー近代化センター設立

畠山氏は、現代でもタクシーの評価制度というものはあり、安全・サービスの両面において評価を受けた事業者のみが入構できる「優良タクシー乗り場」というものも存在すると説明。現在、東京駅など都内18か所にある。すると上田は「本当かは分からないが」と前置きした上で、車内にあるカードを手に取ったりするとドライバーの態度が変わるという話を取り上げると、龍崎教授は「信じて必ず取っていた。当時の基本動作」としながらも、態度が変わることはそれほどなかったという。さらに、畠山氏が現役運転手だった当時は、すでにタクシーセンターが存在していて乗務員教育は厳しかったと話す。

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「東京タクシー近代化センター」は、2002年に「東京タクシーセンター」に改称されている。センターの活動は昔とあまり変わっていないが、各会社とセンターがタイアップして夜の街頭指導にあたったり、タクシー乗り場で清掃活動をしたりしているという。そんなタクシー業界だが、残業なし・連休多い・給料も多いとあって大卒者がこぞってなりたがっていると新聞記事で読んだという上田。タクシー業界は厳しいが、労働時間は法律で決められているため、残業自体が存在してもサラリーマンのような膨大な残業時間というものはないという。

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様々なサービスが誕生している タクシー業界

不況や競争の激化によって伸び悩みの時代が続くタクシー業界の中で、生き残りをかけた新サービスを行なう会社も増えている。まず紹介するのは、女性優先タクシー。ドライバーも女性のため、夜間でも安心して利用できると女性客を多く集めている。 また、妊婦を病院まで運ぶ「陣痛タクシー」など、これまで以上に女性客を意識したサービスが誕生している。また、外国人観光客に目をつけた会社もある。今や日本を訪れる外国人は年間約2000万人にのぼる。この外国人にターゲットを絞ったのだ。ドライバーたちは業務の合間に猛勉強している。

今や日本を訪れる外国人は年間約2000万人にのぼる。この外国人にターゲットを絞ったタクシー会社もあり、車内に備え付けられた携帯電話で通訳とやり取りできるサービスを実施するところもあった。

上田は外国人観光客向けの通訳タクシーに感心し、「海外でもやってほしい」とコメントした。畠山氏が取締役を務めるタクシー会社では、陣痛タクシーのサービスを行なっている。乗務員は助産師の講習を受けていて、登録者が10万人を超えているという。

今後のタクシー業界 初乗り料金が400円台へ

タクシーの初乗り料金400円という報道があったが、畠山氏は「確定ではないが」と前置きした上で、現在2km・730円という初乗り料金を、来年には約1km・400円になる予定のものだと話した。

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初乗り運賃朝日新聞
次回予告

「上田晋也のニッポンの過去問」の次回予告。

(番組宣伝)
ニンゲン観察バラエティ モニタリング

「ニンゲン観察バラエティ モニタリング×三代目 J Soul クリスマス」の番組宣伝テロップ。

爆報!THEフライデー

「爆報!THEフライデー」の番組宣伝。

ぴったんこカン・カン

「ぴったんこカン・カン」の番組宣伝。

日曜劇場 A LIFE -愛しき人-

「日曜劇場 A LIFE ~愛しき人~」の番組宣伝。

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