2024年2月18日放送 7:00 - 7:30 TBS

健康カプセル!ゲンキの時間
【放っておくと一大事!ホントは怖い“鼻づまり”】

出演者
石丸幹二 坂下千里子 武藤十夢 
(オープニング)
放っておくと一大事!ホントは怖い鼻づまり

約440万人が悩まされている鼻づまり。「全身麻酔で気づいたら終わってた」とSNSに発信したのは4年前に鼻づまりの手術を受けたチョコレートプラネット長田さん。鼻づまりが悪化すると体に様々な影響が出るため手術が必要になるそう。鼻のトラブルや治療のスペシャリスト・鴻先生によると、視力低下・頭重感・高熱・意識障害などの症状が出ることがあるとのこと。特に今冬はインフルエンザやRSウイルスなどの感染症が猛威を振るい、これからの時期は花粉の飛散がピークに。鼻づまりに悩んでいる方も症状がない方も危険な事態に陥る可能性が。今日のテーマは長引く鼻づまりの原因や解消法!

キーワード
2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況RSウイルスインフルエンザチョコレートプラネット厚生労働省東京慈恵会医科大学花粉症長田庄平鼻づまり
オープニング

オープニング映像。

(健康カプセル!ゲンキの時間)
放っておくと一大事!ホントは怖い鼻づまり

今日のテーマは放っておくと一大事!ホントは怖い”鼻づまり”。武藤さんは「花粉症なので春になるとぐずぐずして頭がぼ~っとする」等と話し、鴻先生は「長引く鼻づまりは重症な病気が隠れている可能性がある」と指摘した。

キーワード
アレルギー性鼻炎東京慈恵会医科大学花粉症鼻づまり
長引けば手術も!?鼻づまりを起こす意外な病気

集まってもらったのは鼻づまりに悩んでいる3人。まず左の鼻が詰まるという男性を診察。一目で過去の事故を見抜いた先生。鼻中隔弯曲症と診断。鼻中隔弯曲症とは鼻中隔という骨が曲がってしまい空気の通りが悪くなる病気。そのため鼻水が詰まっているのではなく空気の通り道が狭くなっているため症状は消えない。鼻中隔弯曲症の治療は手術で出っ張りを取り形を修復する。弯曲する原因は怪我以外にも成長過程で骨の発育の差が生じ曲がってしまうことが多い。そして金子さんも含めて4人全員が鼻中隔弯曲症となった。続いては料理のニオイがわからない女性。先生はすぐペットを飼っていると見抜いた。ポイントとなったのは鼻の中の色。

キーワード
鼻づまり鼻中隔弯曲症鼻血

原因が判明した女性の鼻づまり。ポイントは鼻の中の色。女性の鼻づまりの原因はアレルギー性鼻炎による鼻粘膜の腫れ。そもそも鼻の中には鼻腔という空気の通り道があり、表面は毛細血管が通う粘膜に覆われている。その粘膜が外から入ってきた異物にアレルギー反応を起こすと、腫れ上がって空気の通り道が狭くなり、鼻づまりを引き起こす。女性の場合はペットがアレルギーの原因かもしれないという。アレルギー性鼻炎の治療は飲み薬・鼻のスプレー。続いては60年近く鼻づまりに悩む男性。原因は鼻中隔弯曲症・副鼻腔炎・鼻のポリープ。副鼻腔とは鼻腔の先にある空洞のこと。その副鼻腔の粘膜にウイルス・細菌・アレルギーによって炎症が起き膿が溜まってしまうのが副鼻腔炎。鼻づまり以外にも鼻水が喉に落ちる後鼻漏、頭痛・顔面痛など様々な症状を引き起こす。副鼻腔炎の患者数は約200万人。その内の約20万人が併発しているのが鼻のポリープ。鼻のポリープは鼻茸とも言われ、鼻の粘膜の一部が膨れてこぶ状になった物。バイ菌の感染や喫煙などの刺激でポリープに。形を治して鼻のポリープを取ってその奥にある蓄膿症をきれいにするだけでも症状が軽くなっていく可能性があるとのこと。

キーワード
アレルギー性鼻炎副鼻腔炎後鼻漏蓄膿症難病情報センターHP頭痛顔面痛鼻づまり鼻中隔弯曲症
放っておくと一大事!ホントは怖い鼻づまり

Q.鼻中隔弯曲症のセルフチェックの仕方は?片方ずつ鼻の穴を塞いで常に同じ側が詰まっていないか確認。一方で副鼻腔炎に関してはチェック項目がある。鼻づまりが1週間以上続いている、明らかに片方が詰まっている、喫煙をしている、花粉症がひどい、黄色い鼻水が出る、ニオイがわからない、ぜんそく持ちである。2個以上当てはまると副鼻腔炎の可能性あり。Q.副鼻腔炎の可能性が高い症状は?黄色い鼻水が出る。ウイルスやバイ菌と白血球などが戦った結果として黄色い膿となる。急性副鼻腔炎の治療は抗生物質の服用・薬の吸引(ネブライザー)。3か月以上治らない場合は慢性副鼻腔炎と診断され、軽めの抗生物質を長期間服用する治療法に変更する。薬でコントロールできない場合は手術を必要とする事が多い。昔と違って時間も早いし患者さんのダメージも少ないとのこと。

キーワード
ぜんそく副鼻腔炎急性副鼻腔炎慢性副鼻腔炎花粉症鼻づまり鼻中隔弯曲症
痛みも出血も少ない!副鼻腔炎の最新手術に密着

痛みも出血も少なく時間も短縮された最新の鼻づまり手術。副鼻腔炎と鼻ポリープの患者に密着。午前11時、手術開始。麻酔技術が向上し、今は安全で痛みや恐怖心がない全身麻酔が基本に。まずは内視鏡で鼻の内部を確認する。近年開発された最新器具の機能とは?

キーワード
副鼻腔炎鼻ポリープ

手に取ったのは鼻手術の最新器具マイクロデブリッター。先端が二重構造となっており、高速回転する内側の刃が不要な組織を削り取り吸引するという仕組み。マイクロデブリッターでポリープ・むくんだ粘膜・膿を削り取り吸い込んでいく。一方で内視鏡の映像だけではどこを手術しているのかわかりにくいという点がある。しかも副鼻腔は目の奥や脳と隣接する繊細な器官。そこで併用するのが最新の手術ナビゲーション。縦と横の線の交わる場所がマイクロデブリッターの先端を示し、今どこを治療しているのかが一目でわかる。全ての膿・ポリープを吸い出したら手術終了。かつて3時間かかった手術だが今は2時間ほど。患者は「鼻で息が吸えるようになったので快適に過ごしています」と話した。最新技術を駆使した手術法は全国のスタンダードになりつつある。

キーワード
マイクロデブリッター

副鼻腔炎の手術の入院は一般的に3~4日ほど。鴻先生は「再発しない病気は残念ながらない。ただ、手術で鼻の病気をリセットするとすごくスッキリする。かかりつけ医が手術を勧めた場合は積極的に考えていただけると嬉しい」と話した。

キーワード
副鼻腔炎
(エンディング)
次回予告

「健康カプセル!ゲンキの時間」の次回予告。

エンディング

エンディング映像。

(番組宣伝)
がっちりマンデー!!

「がっちりマンデー!!」の番組宣伝。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.