2024年3月5日放送 21:54 - 23:10 テレビ朝日

報道ステーション

出演者
大越健介 ヒロド歩美 眞家泉 下村彩里 安藤萌々 内田篤人 松坂大輔 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像が流れた。

(ニュース)
「全人代」開幕もデフレの影

きょう開幕した全人代では政治や経済・社会政策などあらゆる分野において、これから1年間の方針を決める最重要会議。去年この場で首相に任命された李強氏はこれが初の演説となる。今年の重要議題はなんといっても経済政策。強気なようで危機感もにじませた演説。今年、目標に設定した経済成長率は去年と同じ5%前後だが、「その達成は簡単ではない」と中国が認めた。去年は”脱コロナ”への転換によるリバウンドがあったが今年はそれがない。加えて持続的な物価下落というリスクが有る。日本が長年苦しめられたデフレーション。すでに市民生活に現れ始めている。「朝食60円」と書かれている店に入ってみた。60円はおかわり自由のお椀の値段だった。ただ、激安なのは他の商品も同じで、4品合わせても日本円で210円ほど。こうした激安店がここ1年で急増しているという。家族連れで賑わうファミレスでも多くが200円~300円とリーズナブル。消費期限が迫った商品を半額以下にして販売するスーパーも以前はほとんど見かけなかった業態。頼みの綱も電気自動車でさえ状況は芳しくない。去年から各メーカーがこぞって新車の値引きに踏み切っている。低価格競争が激化し抜け出せなくなると、デフレ傾向はさらに加速する。事実、中国の消費者物価指数は4か月連続で下落。すでにデフレの入口に立っている可能性がある。そんな中国で今、ある種の熱視線を浴びているのが日本。「バブル崩壊を経験した日本から学ぼう」という動き。たしかに当時の日本といまの中国には共通点が数多くある。不動産大手のデフォルトが相次ぐ「不動産不況」「少子高齢化」「人口減少」「若者の失業率の急増」、全て日本がこの30年で経験してきたことと重なる。一度デフレに陥れば抜け出るまでに膨大な時間とカネを費やすことは中国政府も分かっている。一刻も早く”消費刺激策”が必要となるのか。先月、最高指導者自ら「商品の買い替え促進はより良いものを作るための対策であり、大規模な設備更新と消費財の買い替えを奨励すべき」と述べた。きょうは李強首相からも「従来の消費形態を維持・拡大しつつ、買い替えを促して新エネルギー車・電子製品など大衆消費を後押しする」との発言があった。大規模な財政出動なども打ち出す一方、全人代閉幕後の恒例だった首相会見をなくすなど、経済の先行きに自身のなさも垣間見える。3期目に入り習主席の存在感がより一層高まる中、どちらに転んでも影響が大きくなることは避けられそうにない。

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”最大争点” トランプ氏に追い風

南部テキサス州、メキシコ国境沿いのまちにトランプ氏の姿があった。強調する移民への強攻策、バイデン批判。それは支持者たちの声でもある。一方でこの日、別の場所ではバイデン大統領の姿もテキサス州にあった。テキサス州はスーパーチューズデーの15州のうちの一つ。そして2000kmを超えるメキシコとの国境線を抱える州でもある。支持政党を問わず、不法移民への対策は大きな課題にほかならない。ただこの移民問題は11月の大統領選でも大きな争点になりそうだ。ある調査では経済問題などを抑え「1番重要」という結果も出ていて、支持率も拮抗しているなか対応を間違えると一気に流れが変わってしまうかもしれない。東海岸や北部の大都市ではまちのいたるところで入国したばかりの移民が目立つようになってきていた。既存のシェルターでは押し寄せる移民を収容しきれていない。仕事がなく、その土地に縁のない人間がまちにあふれるとどうなるか。アメリカで起きたのはまずゴミが所構わず捨てられまちが汚れることに。そして犯罪が増え、治安が悪化するというものだった。ニューヨークでは不法移民による事件が毎日のように起きている。発砲事件もあり事態は深刻だ。アメリカを目指す人たちは世界中からやってくる。中東やアフリカから戦乱を逃れてくる人、犯罪や貧困、動乱が絶えない中南米の国々から活路を見出そうとする人。最近は自由と民主主義を求めて中国からの入国者も急増している。不法移民を敵視していたトランプ政権が終わり、新型コロナも収束したことからこの3年で移民の数は倍増していた。そんな状況に共和党の知事たちは移民たちをバスに乗せ民主党支持者の多い大都市に送りつける強攻策に出た。こうした動きを絶賛していたのがトランプ氏だ。

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全米第3の都市、シカゴ。過去30年間、民主党が勝ってきた典型的なブルーステートで移民にも寛容な土地だった。しかし8月以降、3万6000人以上の移民が送られてくると状況が変わってきた。トラスさんは長年シカゴの教育委員会に勤務するなどマイノリティのために尽力してきた。いま憤慨しているのは行政が地域の公園をつぶし、移民のためのシェルターを作ると決めたから。これまで民主党員だったが、次の大統領選では共和党の候補者に投票するそう。バージニア州では1時間ほど前から投票が始まっている。あいにくの雨で出だしは低調だがバージニア州をはじめきょう行われる15の州全てでトランプ氏が勝利をおさめる見通し。仮にヘイリー氏がきょうの段階で撤退を表明しなかったとしても今月中旬までにはトランプ氏は党大会の指名に必要な代議員の過半数をおさえる見通しで、共和党の指名レースの決着は時間の問題といえる。アメリカの各メディアでもバイデン氏とトランプ氏を大統領選挙の候補者と仮定し世論調査を行なっている。ウォール・ストリート・ジャーナルではバイデン氏が45%に対しトランプ氏が47%と2ポイントリードしている。CBSニュースではバイデン氏が48%、トランプ氏が52%とトランプ氏が4ポイントのリード。数字を見るとトランプ氏が有利に見えるが国民の多くはトランプ氏とバイデン氏の再びの対決にあきあきしているのが本音。特にトランプ氏は無党派層の支持が弱く、4つの刑事事件で起訴され裁判を抱えている。もし有罪となれば大きな打撃を受けるし、現在でもバイデン氏との差は僅差。バイデン氏で戦えるのかという声は民主党の中でも根強いが、結局若くて有望な対抗馬が現れることはなかった。現職の大統領に立ち向かうことは党を分裂させることにもなり、若ければトランプ氏に勝てる保証もない。なによりもニューディーラーともくされる人たちは今年ではなく4年後を視野に入れていると見られる。アメリカはインフレが緩やかになってきてはいるが、庶民の生活実感は厳しいまま。トランプ政権のほうが暮らしが良かったという声が多いのもそうした事情がある。ところがアメリカ経済は非常に力強い。最新の世論調査では今後の経済に楽観的な考えを示す人の割合が徐々に増えてきている。投票日まであと8ヶ月。それまでに庶民の生活実感を高め、それをバイデン政権の評価につなげることは簡単ではないが、そこにしかバイデン氏の活路はない。

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”悪質”自転車に「青切符」導入へ

東京・赤羽。スーパーや銀行などが密集する駅の周辺では自転車のマナー違反が度々指摘されている。きょう閣議決定された道路交通法の改正案。約115種類の交通違反が反則金を課す青切符の対象となる。また酒気帯び運転やあおり運転についてはより重い赤切符とし、引き続き刑事処分の対象とした。対象となる年齢は交通ルールに関する最低限の知識があると判断できる16歳以上としている。これらは公布から2年以内で施行されるが、なかでも6ヶ月以内の施行と急いでいるのがフル電動で走る「モペット」。

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自転車に「青切符」閣議決定 反則金に支払い16歳以上に/”追い越し”ルール 双方に義務 自転車に「青切符」閣議決定

車・バイクで交通違反をした場合、青切符が切られ反則金を支払うが、今回悪質な自転車運転に関しても青切符を導入する道交法の改正案が閣議決定された。適用は16歳以上。反則金の例は「信号無視(6000円)」、「携帯電話使用(1万2000円)」、「無灯火(5000円)」など。また車と自転車の接触事故が増えていることを受け、新設されたのが「追い越しルール」。車は自転車との間隔に応じた安全な速度で走行し、自転車はできる限り道路の左側に寄って走行することが求められる。

将来の負担増「可能性あり得る」

岸田政権の政策「こども・子育て支援金制度」を巡って論戦が繰り広げられた。当初月額500円弱とされた国民負担だが、負担増の可能性もあり得るとのこと。岸田政権の少子化対策では年間最大3.6兆円が必要となる。その財源のひとつが新設する「こども・子育て支援金制度」。原資は医療保険料に上乗せして徴収するがその負担額は二転三転しており、具体的な負担額ははっきりしない。政府は賃上げや社会保障改革を通じ実質負担ゼロに抑えると説明、さらに負担が増えないよう「考慮する」と法案で規定されていると説明した。野党は「将来負担が増える可能性は残っている」と追求した。すると加藤鮎子こども政策担当大臣は「可能性としてはあり得ます」と答弁した。

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五ノ井さんに「勇気ある女性賞」

実名で性被害を告発した元陸上自衛官の五ノ井里奈さんが米政府から賞を授与された。「世界の勇気ある女性賞」は米政府が女子エの地位向上などに貢献した女性に授与するもので、今年は五ノ井里奈さんさんら12人が選ばれた。五ノ井さんは柔道着姿で表彰式に出席した。国務省は五ノ井さんの告発が「伝統的な日本社会でタブー視されてきた問題に光を当てた」と評価している。

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(スポーツニュース)
師弟コンビは”息ピッタリ”

レイカーズvsサンダー。レブロン・八村塁の師弟コンビの活躍などがあり、レイカーズ116-104サンダー。八村は7得点を挙げている。

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新天地で磨く新球種

タイガースで活躍する前田健太を取材。トミー・ジョン手術から復帰した昨季は、肘の不安を感じつつも、678日ぶりに白星を飾った。これまで前田はスライダーを得意としていたが、今季は更に曲がりの大きいスイーパーに挑戦しているという。200勝を目指し、今後も前田は走り続けると語った。

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侍J あすから欧州代表2連戦

明日・明後日、ヨーロッパと強化試合をする侍ジャパンのメンバーが選出された。初戦の先発は平良海馬、2戦目は金丸夢斗がマウンドに上がるという。4番の村上は「その期待に応えられる活躍をしたい」などと話した。

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大ケガと戦いパリ五輪へ

バドミントンの福島由紀・廣田彩花、通称「フクヒロ」ペアを取材。二人は岐阜県の練習場を拠点としているという。東京五輪開幕直前、廣田が右膝前十字靭帯断裂をし、準々決勝敗退となった。その悔しさを原動力にし、二人はパリ五輪に臨みたいとしている。去年11月の中国マスターズでは世界ランク1位の中国ペアに勝利したが、12月のシドモディ国際では廣田が左膝前十字靭帯断裂となった。当初、廣田は手術を受けるつもりだったが、パリ五輪出場が断念となるため、保存療法をしながら出場を目指すことを決めたという。2人は復帰戦としてフランスオープンに出場し、2回戦進出が決定している。

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