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2017年1月4日放送 23:55 - 0:25 NHK総合

時論公論
「2017年 動く世界日本の針路」西川解説委員長・島田・関口・二村委員

出演者
島田敏男 関口博之 二村伸 西川吉郎 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

2017年 動く世界 日本の針路
今回は…

新年最初の今夜は30分に拡大し、日本の進路はどのように進むのか、今年の課題と展望を考える。

今年の課題と展望

今年の課題と展望を一言で言うなら、二村伸は不確実性と不透明さが増す厳しい一年になると話した。テロに立ち向かうには国民の結束と各国の連携が不可欠だが、今の世界ではテロに対して脆弱になっていると言える。安定した暮らしを如何に守るかが政治の役割がこれまで以上に大きくなっている。関口博之は、マーケットから見ると年明け早々強気だが、今のトランプ相場は期待先行であり、ある日見込み違いだったとなって相場が一転するリスクがある。複数のシナリオを想定し備えをとっておく必要がある難しい年であると話した。島田敏男は、日本は近隣の国々との関係をどうコントロールしていくのかも課題になりそうと話した。

解説のポイント

今日の解説のポイントは、トランプ政権指導、日本政治の動き、世界の政治と経済、米ロ・米中関係と日本。

トランプ新政権 始動

今月20日に正式に発足するトランプ政権。最初の100日に何を優先しどう乗り切るかにかかっている。政治経験のないトランプ氏は閣僚に頼るところも大きいが、格差への反発の声を汲み上げて当選したが、主要閣僚候補者を見ると億万長者が何人もいる史上最も裕福な政権と言われているが、具体的な政策はまだ不明な点が多い。トランプ次期大統領は、目立つことが命という政治スタイルなので、最初は今までの大統領とは違う発言をすると思うが、実際に経済をコントロールしてきた実務官僚たちは長年の積み重ねの大切をよく分かっており、日米共通の利益を丁寧に説明すれば混乱を避けることができるだろうという永田町の見方。

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ウィルバー・ロスジェームズ・マティススティーブン・ムニューチンドナルド・トランプレックス・ティラーソン

経済について、トランプ氏当選後は急速に円安ドル高が進んでいる。春闘の時期まで円安が続き、賃上げムードが高まるかが一つの焦点。ここで問題になるのが、トランプ新大統領が円安をどこまで容認するのかで、円安をアメリカ側から見ると輸出に不利で貿易赤字を増やす。トランプ氏がこれに批判を強める可能性もあり、そうなると相場は反転し円高にに向かいかねない。物価は抑制されるが賃上げの期待ができなくなる。

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ドナルド・トランプ
日本の政治はどう動く

日本の政治について、2017年の政治の動きを考える時に、自民党の総裁任期の延長と衆議院議員の4年間の任期との関係を繋ぎ合わせて考えることがカギになる。今年3月の自民党党大会で3期9年まで総裁任期を延長することが正式決定する予定。安倍首相が自民党総裁選挙で3期目の当選を果たせば、2021年9月まで政権継続が可能となり歴代最長の在任期間となる。衆議院の解散総選挙の結果、自民党中心の政権が継続する結果になると、2019年秋に消費税10%の増税時に与党に厳しい風が吹く前の選挙となるため、今年の早い時期の解散総選挙にこだわらずに選択の幅を広げ検討を始めている。

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安倍晋三自由民主党
世界の政治と経済

世界ではポピュリズムとナショナリズムが台頭するなか、欧州では今年は選挙イヤーで重要な1年となる。ポピュリズムのうねりは今年も止まりそうになく、フランスのル・ペン党首はEU離脱の是非を問う国民投票を公約に掲げており、イギリスが抜けてもEUは持ちこたえられるが、フランスが抜けたら終わりとも言われ、世界への影響は図りかねない。EUの弱体化は世界の安定を脅かし、多数の企業が進出する日本にも影響は少なくない。

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マリーヌ・ル・ペン欧州連合

今年の世界経済について、景気を引き上げる力と、足を引っ張る力のせめぎ合いになりそうで、トランプ減税・インフラ投資、財政拡大、原油上昇は期待される要素で、懸念要素の米金利上昇、欧州情勢、保護主義を解説した。トランポノミクスは一進一退を繰り返すとの見方が多く、トランプ政権は様々な試みにチャレンジして期待を持たせるが、結果として失敗するものも多く慎重な見方と話した。

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トランポノミクスドナルド・トランプ
2017年 米ロ関係は

トランプ氏はプーチン大統領を評価する発言を繰り返し、米ロ関係は改善に向かうとみられるが、いっぽうでトランプ氏は核戦力の拡大を目指す考えを示しており米ロ関係がすんなり進むかは予断を許さない。

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ウラジーミル・プーチンドナルド・トランプ
日ロ関係は

安倍首相の周辺に聞くと、先の山口での安倍首相とプーチン大統領の会談で、将来の平和条約締結に向け、踏み込んだところまで話し込んだようだが、北方領土をどういう姿にするかまでは詰めていない、今年の交渉が正念場になる。

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ウラジーミル・プーチン安倍晋三
2017年 米中関係は

トランプ氏は中国に対しては為替操作や南シナ海での活動などは批判しており、大統領就任後も厳しく臨む姿勢を示している。アメリカの調査会社が発表した今年の10大リスクのトップはトランプ氏の元で独自の道を歩むアメリカ、次いで中国の過剰反応。中国をイタズラに挑発しては地域の緊張が高まりかねない。

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ドナルド・トランプ
日中関係は

日本としても尖閣諸島周辺の中国の行動が、目に余るようなら台湾との関係を深める牽制球を繰り出すということも選択肢に入れていく必要性が出て来る。東シナ海への中国の進出は安全保障上、厳しく監視しなくてはいけないポイント。

米中関係は

アメリカで心配される保護主義が一番最初に吹き出してくるのが米中の通商摩擦問題で、トランプ氏は、中国が輸入品に45%の関税をかけることや、為替操作国に認定する構えを示している。日本としては中国に対するアメリカの出方を見極めるのも手だが、TPPについてはトランプ氏の説得は当面難しそう。またどんでん返しで米中が手を組んだ場合、日本が攻撃の矢面に立たされる事態も起こりうる。

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ドナルド・トランプピーター・ナヴァロ環太平洋戦略的経済連携協定
動く世界 どうする日本

世界の中での日本の課題について、二村伸は日米同盟が軸ではあるが、世界秩序が塗り替えられる中で、アメリカだけでなく日本独自の外交戦略を打ち出すことも必要。関口博之は、世界経済はトランプ政権に振り回されそうななか、日本で地道にできる改革をすすめることが必要で、例えば働き方改革に取り組む良い機会。島田敏男は普天間基地移設問題でトランプ政権が従来政権と違う方針を示すかどうかが一つの鍵で、日本は冷静に出来ることと出来ないことを説いて聞かせる必要があるなどと話した。2017年の主な政治日程を紹介、年内の解散総選挙に踏み込むのか、そして野党4党が小選挙区での候補者調整がどこまで進むかが焦点になってくると解説した。

(エンディング)
エンディング

エンディング映像。解説内容を掲載している解説委員室ホームページのURLと、NHKオンデマンドの告知テロップが表示された。

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