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江戸時代から受け継がれてきた家康行列は、家康をはじめ家臣や戦国武将の姫など綺羅びやかな衣装に身を包んだ市民約600人が街中を練り歩く。酒井忠次役の大森南朋が大樹寺に訪れた。大樹寺は家康の先祖・松平家の菩提寺。桶狭間の戦いで敗れ大樹寺に逃げ込んだ家康は、自害しようとした時に住職から「厭離穢土欣求浄土」という言葉を投げかけられ、教え諭されたという。陣中名号は、戦の最中に家康自らが書いたとされている。
家康と家臣たちの想いに触れることができる岡崎ならではの歴史に親しんでもらおうと、行列で名だたる武将や姫たちに扮する市民は毎年オーディションで選ばれている。幼少期の家康を演じた山本くんは戦国武将好きで、自宅には古着屋などで揃えた着物や陣羽織が20枚以上ある。家康を尊敬している山本くんは、家康が長生きするために味噌汁を飲んでいたということで、自分で味噌汁を作っている。また、全国の戦国時代縁の地にも巡っている。家康行列には子供だけで隊列を組むグループも参加。
行列開始1時間前、演舞の最終調整を行っていた子どもたちを励まそうと、本多忠勝役の山田裕貴と井伊直政役の板垣李光人がサプライズで登場した。子供からの「役作りに意識していることは?」という質問に、山田裕貴は「人を思える気持ちを心がけて本多忠勝を演じている」などと答えた。また、「緊張をほぐすには?」という質問に、「大丈夫って思うほうがいい」などと答えた。
午後2時40分、家康行列が始まって1時間が経ち、俳優たちが登場し参列客は盛り上がった。家康行列で練り歩いた山田裕貴は「自分がまた本多平八郎忠勝という役に近づけたのかなっていうのを思いながら」などとコメント。また、北川景子は「火縄銃構えるたびにみんながキャーって言ってもらえて」などとコメントした。
行列が大きな盛り上がりを見せる中、山本くんにとっても最大の見せ場が訪れようとしていた。9月中旬には演目に挑むため、時代劇の舞台へ出演し殺陣を学んだ。その様子を見つめていたのは大河ドラマに出演する小手伸也ら3人。3人は舞台終了後にサプライズで登場し会場を盛り上げた。迎えた家康行列で、山本くんは1人で演舞を披露し成功を収めた。
行列が終わった後、今年は特別イベントが用意されていた。イベントで披露されたのはえびすくい音頭。岡崎を盛り上げようと市民たちが作詞作曲から振り付けまで手弁当で作り上げたという。きっかけは大河ドラマ。9月初旬、大森南朋が本番に向けてえびすくい音頭の練習をしている会場を訪問した。イベントを終え、北川景子は「すごい元気をいただいてすごい楽しかった」、山田裕貴は「すてきな未来が訪れてほしい」などと語った。
エンディング映像。