2023年12月17日放送 15:05 - 16:05 NHK総合

白銀の大縦走 北海道分水嶺ルート670キロ

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

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宗谷岬野村良太
(白銀の大縦走 北海道分水嶺ルート670キロ)
白銀の大縦走 北海道分水嶺ルート670キロ

野村良太さんが北海道分水嶺ルート670キロを縦走する。旅の間決めたのは、毎日テントで日記をつけることだった。今回、北海道分水嶺ルートを3つのエリアに分けた。第1エリアは北海道北部。宗谷岬をスタートした後、宗谷丘陵など310キロの道のりを歩く。ゴールは天塩岳にある2か所目の補給地点。野村さんは山岳ガイドとしても活動し、ガイドのヒマラヤの未踏峰などで冒険的な登山の経験を持つ森下亮太郎さん。今回の計画を森下さんに伝えたらびっくりされた。可能だと思ったという。野村さんがこの大縦走に挑戦するのは2回目。1回目は失敗し、1年計画を練り直した。ルートの8割は登山道がないため、雪が積もって植物を傷つけない冬の時期を選んだ。この計画の核は、「山に感じる幸せ」。順調なペースで最初の補給地点に到着した。旅を続けるため、なくてはならないのは補給物資。補給も含め、ノンサポートでやることにこだわった。ワンダーフォーゲル部の同期で7年前から付き合っている小高優子さんと一緒に物資を前もって運んでいた。

3月16日には北見山地に入り、標高は1000メートル近くまで上がってきた。尖った稜線では、雪がひさしのように張り出し、雪庇ができる。問題はどこが雪庇か見定めにくいこと。万一踏み外せばかつ事故を招く。3月17日、ポールが割れる事故が起きた。装備を軽くしたことが裏目に出て強度が足りなかった。壊れたストックは使い物にならず、残った1本で歩くことになった。宗谷岬を出発して3週間、第1エリアのゴール・天塩岳に到着した。小屋についた翌19日、天気がさらにひどくなった。この日、大学時代にキャンパスが3年目に休学届を出し、普通の就職をすることを受け入れなかったと日記を綴り、「後悔しないように休学して良かったと思えるよう、今を懸命に生きろということだ」と記した。折れたストックも小屋で修復した。21日に小屋を出発。

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北見山地

続いて歩く第2エリアは、しばらく行くと大雪山系に入る。稜線は険しさを増し、標高2000メートルを超える山々も現れる。大雪山系の特徴は広がりの大きさ。アイヌの人々は、神々の遊ぶ庭と呼んできた。ゴールは佐幌岳。小屋を後にしてから、天気は不安定な状態が続いた。25日、もう1つのストックも壊れ、修理した。翌日、鋭い稜線で知られる武利岳を目指し登頂した。武利岳を過ぎると、北海道分水嶺ルートが国道を横切る峠石北峠に到着した。そこでこの番組のディレクターが待っていた。体調について、疲労はすごいとカメラに明かした。翌朝、ディレクターにストックの修理に使う部品のサポート頼んだ。厳しい状況に置かれたときにどうやって持ちこたえるのか聞かれ、帰れる場所があるから頑張れると答えた。

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佐幌岳武利岳石北峠

3月31日、この後は天気に恵まれ、大雪山系で白銀の大縦走を堪能した。沼ノ原にたどり着き、視界や体調、荷物などがパーフェクトで34日目にして今日が一番幸せだと話した。ヒサゴ沼避難小屋でラジオを聞きながら2日間、ゆっくり過ごした。出発の4月2日、天候が悪く一度小屋に戻った。この日の日記には、みんなと山に行くほうが好きだが、強い山屋なりたい、この世界で生き抜くだけの力と自信がほしいと綴った。結局、小屋を出られたのは5日目のことだった。その後、3日かけて下ホロカメットク山にやってきた。4月7日、第2エリアのゴール・佐幌山荘に到着した。しかし、補給品がネズミにかじられてしまっていた。被害を免れた食材は約7割。ゴールまで歩くには足りない。困り果てた野村さんを助けてくれたのは恋人の優子さんだった。

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下ホロカメットク山沼ノ原

11日、4日間過ごした山荘を出発。第3エリアはゴールまで20日分の荷物を全部背負う。日本屈指の険しさで知られる日高山脈を抜けて襟裳岬へ。晴れて見通しのいい景色を楽しみながら進むが、雪解けした場所も増えてきた。22日、この日は低気圧が接近していた。ブロックで塀を作りテントを張ったが、雨に打たれた。26日、山肌に露出した植物を傷めないために、山を降りようと決めた。楽古岳山頂にたどり着き、ここからは道のある海岸線に降りてゴールを目指す。ゴールが近づき、歌も歌うような余裕が出てきた。4月29日、ゴールの襟裳岬に到着し、大勢の仲間が温かく迎えた。

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3月9日楽古岳襟裳岬
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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