2023年9月9日放送 10:30 - 11:00 テレビ東京

週刊ビジネス新書〜明日から使えるビジネスのヒント

出演者
竹内香苗 伊集院光 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像が流れた。

(週刊ビジネス新書)
食の未来を支える! スマート農業

食の未来を支えるスマート農業がテーマだ。スマート農業とはロボット技術や情報通信技術を活用して、生産性を上げ品質を高める農業だ。農業はいま、革新が起きている。日本は国土が狭く、高齢者が農業に従事している。圧倒的に生産性を上げることが課題になる。衛星やドローンを使って、データで農地を管理する。ロボットが収穫したり耕したりする。データのAI解析をして農業をやっていくこともできる。農地全体を管理することも可能だ。ロボットスーツも活用されている。いろんな企業やベンチャーがどんどん参入している。IT企業から農業へ転身しブランドいちごを生み出した人を紹介する。

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ドローンマッスルスーツ早稲田大学
ITで新規就農支援 匠の技×ITでイチゴづくり

東京の三軒茶屋にあるICHIBIKO。イチゴスイーツ専門店だ。イチゴのかき氷などが人気だ。イチゴは自家栽培だ。ICHIBIKOは東京を中心に12店舗を展開。

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いちびこ 三軒茶屋店イチゴのかき氷三軒茶屋(東京)
ITで新規就農支援 匠の技×ITでイチゴづくり 宮城県・山元町 GRA

ミガキイチゴが作られているのは宮城県亘理郡山元町。ビニールハウスの中にはさまざまな機器が設置されている。パソコンで管理しているという。湿度を上げる霧、遮光カーテンなどがコントロールされる。CO2量の調整も行う。最適な環境でイチゴが作られる。社長は農業をやっていたわけではない。上京して24歳で起業。2011年に東日本大震災が大きな転機となったという。山元町は津波で壊滅してしまった。イチゴで復興のノロシをあげようと思ったという。ITの世界から農業の世界へ入ったとのこと。匠の技をITで再現しようと思った。ミガキイチゴとしてブランド化するとグッドデザイン賞を受賞したという。新規就農者へのハードルを下げた。規模が大きくし地域社会を豊かにしようと考えたとのこと。ミガキイチゴアカデミーを作ったという。2年間の研修プログラムで、ノウハウを伝える。個人法人の13件が独立した。現在13人が研修を受けている。テクノロジーだけの進化では限界があるという。地域に根ざしたものを大事にしつつ、アクセルを踏み込むことが大切だ。雇用も生み出しているという。

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GRAグッドデザイン賞ミガキイチゴ山元町(宮城)島根県東日本大震災
ITでハードルを下げ新規就農支援/農業・酪農業におけるIT活用

人間とデジタルが助け合っていると伊集院さんがいう。GRAはスマート農業世界のスターだ。ミガキイチゴは一粒1000円だ。それに値するくらいにおいしい。価値が出せる農業にした。革命児がもっと出てくるのが大事だという。アグリストではAIで最適な環境を解析しロボットが収穫する。ファームノートは、牛にセンサーをつけて体調の見える化をし健康的に牛乳が出せる牛を育てる。日本は現場が強い国だったが、地上戦と空中戦の両方を組み合わせるポッテンシャルが日本にはあるという。衛星データを活用して農業を効率化している企業がある。

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AGRISTGRAファームノート
衛星データの活用で超効率化! デジタル技術で農地を管理 東京・新宿区 サグリ

三重県多気町の波多瀬。米や麦や大豆を中心とした農業がさかんだ。スマホを観ながら作業をする人。衛星で植生の状況を確認しているという。土壌解析も行っている。衛星データは無料で活用でき、AIを活用したポリゴン技術で農地の状態を解析し、PCS・スマホに情報を送るという。田んぼの水を見る作業は大昔から大切だ。水深も水温もスマホで確認できる。田んぼに設置したセンサーで水の量などを管理が可能になっている。82歳のお年寄りが管理しているという。衛星画像では生育が進むと赤から緑に色が変化する。農地に行かなくても、スマホでわかる。土壌のpH値も衛星でわかる。緑は中性、黄色になると酸性になる。このアプリを開発したサグリの坪井社長。開発のきっかけは、アフリカのルワンダに教育に行ったときのことだという。農業の現場はアナログだったという。衛星データを使えば離れていても農業ができると気づいたという。農地の状態をAIが解析するアプリを開発した。耕作放棄地を検出できるアクタバ、作物の分類ができるデタバ、土壌の分析や植生を見分けられるサグリというアプリがある。デタバ・アクタバは100の自治体が活用している。サグリは国内で数千、海外で数万規模が導入している。インド・タイ・東アフリカ・中南米などに展開している。日本の技術で新興国の農業をより良くできるという。日本の農業も変えることができ、生産者が持続可能な状況を作るという。このあと益田周さんに話を聞く。

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pHアクタバインドサグリタイデタバポリゴンルワンダ元丈の里営農組合大豆新宿区(東京)水田ファーモ水素イオン波多瀬(三重)深田俵造益田周農業協同組合
衛星データを活用し超効率化!/スマート農業の進化型!データ駆動型農業

農地は動かないので、農業は定点観測に向いている。サグリのCOOの益田周さんに聞く。2017年に欧州の地形観測衛星「センチネルー2」が無料利用可能になったことが大きかったという。衛星と地上のデータでアルゴリズムを形成。衛星画像に加え、赤外線やマイクロ波など目に見えない部分から情報を取得しAIが解析。1ヘクタールあたり2100円から展開しているという。農学の観点から衛星データを解析している。82歳の方が、使いこなしている。スマホを使える人なら、管理できるという。データ駆動型農業を見据えているという。ロボットの農機やドローンがデータで動いていくことを目指しているという。スマート農業の先に、データ駆動型農業がある。カラスを追い払うドローンも出てくるのではないかと伊集院さんが言う。

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カラスサグリセンチネル2
伊集院光のエピローグ

NHKの番組に出演したときに、全国の高専の生徒たちの大会を見た。食べ頃のイチゴが光って見えるプログラムを開発した人がいた。じゃがいもを運ぶ装着機械があった。農業はこれから変わっていくだろう。何年かあとに、人気ナンバーワンの職業になっている可能性もある。

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いちごじゃがいも日本放送協会

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