2024年4月25日放送 1:34 - 2:00 NHK総合

Dearにっぽん
「“限界集落”の幕が上がる 〜静岡・浜松・春野町〜」

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。今日は静岡県で生まれた市民劇団「限界集落」を紹介する。

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劇団限界集落静岡県
(Dearにっぽん)
“限界集落”の幕が上がる~静岡・浜松・春野町~

静岡県浜松市春野町。午前7時に朝を告げるように町内放送で「すみれの花咲く頃」が流れる。宝塚歌劇団の演出家白井鐵造さんを生んだこの街はかつて1万人以上が暮らしていたが、現在3600人ほどで住民の6割近くが65歳以上になっている。ある日劇団の団長である松井茉未さんは「庚申講」という民間信仰の取材を行なった。今回の公演でこの庚申講を題材にした劇を行うという。脚本を書き上げた松井さんは劇団員に渡し意見を求める。劇団員は集落に住む人達だという。様々な思いで参加する劇団員、その中の1人小学生の中村さんは放課後をほとんど1人で過ごすという。そんな中自分に変化が欲しいと感じ劇団に参加したのだと話してくれた

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1月下旬、稽古は本格化するが劇団員は演技に不安を抱える。松井さんは「いっぱいいっぱい」になってしまうと涙を見せた。夜遅くまで準備に勤しむ松井さんに、夫の秀樹さんは「劇団に対して何を求めているか、それを考えないと自分だけ浮いてしまう」と話しかける。松井さんはミュージカル俳優を目指していたが、地元で就職。3年前に劇団を立ち上げた。当時は人気ミュージカルを参考にした脚本を作成していたという。そんな中、劇団員が辞める際に「劇団をやりやいのか、ミュージカル教室をやりたいのか」と投げかけられた。それ以来、松井さんはこの地だからできるものをやりたいと考えた。劇団員に、松井さんは「自分と、演じる役に共通点があるかどうかを考えてほしい」と語った。この言葉に亀を演じる清水さんは反応した。「こんな自分でもやれることがある」といったセリフに、かつて勤めていた保育園が閉園したこと、お父さんの農園を手伝うが、かつての広さで農業が出来ないことを重ね合わせたという。ある日、清水さんは松井さんに演出について話をした。物語のクライマックスの稽古の際、他のメンバーも演出に関して意見を出す。松井さんはこれを受けて脚本を書き換えた。

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劇団限界集落

公演が近づく中、劇団員は知人を誘い、劇団として何を伝えるべきかを考え始めた。迎えた公演当日、会場にはこれまでの公演の倍以上の観客が集まった。公演後、観客はかつて行われていた庚申講のことを考え、地域にパワーがあることを再認識した様子だった。劇団は次回の公演を秋以降に考えているという。次回の公演でも地元を題材とした演目を行なっていく。公演を終え、清水さんは「あるものを考えていきたい」と自分の住む地域について考えを語ってくれた。

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(エンディング)
Dearにっぽん

「Dearにっぽん」の次回予告。

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