札幌市郊外にある国営公園で、毒キノコのベニテングタケがちぎられたあとがあった。食べると、約30分で、めまいや幻覚などの症状が現れ、まれに死に至ることもある。公園スタッフがカメラを仕掛けて見張ると、エゾリスがベニテングタケを食べていた。この様子をXに投稿すると、大きな反響があった。園内で、リスの不審死が見つかったなどということはなさそうだという。リスに何らかの耐性があるとみられるが、科学的な証明はないという。専門家によると、リスが毒キノコを食べると、その胞子が体内で消化されずに、フンとして排出されることで、毒キノコの生息域が広がっているとみられる。