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「オリンピック・ダム」 のテレビ露出情報

オーストラリアは中国を最大の貿易相手国としているが中国が不動産市場の低迷などから経済の減速などが指摘されている中対応を迫られる企業も出てきている。シドニー支局の松田さんが解説。オーストラリアの輸出3割が中国向けで閣僚は去年中国の景気減速は今ではオーストラリアにとって懸念事項とまで発言。中でも影響が懸念されるのは世界生産量第1位の鉄鉱石で85%が中国向け。去年上半期は中国不動産市場の低迷で価格が1割以上落ち込んだ。世界銀行の見通しでは中国成長率は5.2%から4.5%まで落ち込みコロナ禍を除き過去30年で最も低い水準になるとしている。西オーストラリア州のグダイ・ダリ鉱山では年間4300万tの鉄鉱石が掘り出され半数以上が中国となっている。鉱山運営の資源大手も2023年上半期は減益となった。生産コストを下げようと進められているのは自動化、自動運転トラックは積み終えると走り出し集積場所へ向かう。コントロールは約1500km離れたパースの施設で行われている。モニターで全体を監視、スタッフでやりとりしながらトラックの流れが滞らないようにしている。列車も遠隔操作され車体に異常などないか確認、全長2.5kmの240両で編成され9時間ほどかけ360kmを約3万tの鉄鉱石を運ぶ。この鉱山では無人のトラックなど約30台24時間稼働、人身事故や人的ミスがなくなり作業員交代がなくなり作業中断もなくなった。効率化したことで生産コストは1トンあたり約2000円となっている。鉄鉱石以外に拡大する多角化に力を入れる企業もあり多くの国での需要が伸びるとされているクリーンエネルギーなどに使われる胴やニッケルの事業を拡大している。去年8月までに胴などの採掘大手を9000億円余りで買収、1年間の投資額の7割を振り向けるとしていて売上の半分を占める鉄鉱石の割合を下げていく考え。政府もこうした事業を補助金の対象にし各企業で動きが広がりそうとのこと。
4年前に両国の関係が悪化したことからオーストラリア産のワインなどに高額関税をかけるなどで輸入を制限、政府や経済界では中国にだけは頼れない考えとなったが鉄鉱石は対象とらず輸出が継続していた。お互いに依存している状態だが中国経済の減速はオーストラリア資源大手を直撃の可能性が多いため各社は以外の販路拡大や鉄鉱石以外の資源への転換を急いでいるということ。安全保障面では緊張が続きオーストラリア軍は南シナ海での警戒監視を強めるほかアメリカなどともに訓練強化をし中国に譲歩しない姿勢を見せているという。

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