25日、アメリカ・ワシントンで、アメリカのレモンド商務長官と中国の王商務相が会談を行なった。中国は、会談直前の21日に、アメリカの半導体メーカーに排除措置を行い、デモンド長官はこういった対応に懸念を示したという。一方、中国側は、アメリカが行なっている半導体関連の輸出規制などに懸念を表明した。両国の閣僚級の対話は、今年2月にアメリカ上空に現れた気球を中国の偵察用気球として取り沙汰されて以降、ストップしていた。約4ヶ月ぶりとなる対話で、中国・商務省は「率直で専門的かつ建設的な意見交換をした」とコメントしている。しかし、アメリカのマイクロソフトと、西側の情報機関は、中国の国家的支援を受けたハッキンググループが、アメリカの通信や運送拠点でスパイ活動を行なっていると発表した。スパイ活動を行なっているのは、ハッカー集団「ボルト・タイフーン」で、最大級のサイバースパイ活動だという。