スタジオには中日ドラゴンズやアトランタ・ブレーブスで活躍した川上憲伸さんを招いている。パドレスvsドジャースは壮絶な乱打戦となり、15-11でパドレスが勝利した。川上さんは「初回まさかの山本投手の5失点。そこから一方的な試合で進むのと思ったのが、やっぱりドジャースの打線はすごいですね。本当に見どころがいっぱい詰まった試合だった」などと言った。大谷選手は第1打席でライト前ヒット、第2打席ではライトへの犠牲フライと1安打1打点だった。川上さんが注目するポイントは「初球打ちに秘密あり」。1回裏の第1打席に初球のカットボールをライト前に運んだ。7回裏のvs松井裕樹投手も初球を叩き、特大のライトフライとなった。川上さんは「昨年までのエンゼルスだと、トラウトは素晴らしいバッターですがあまり強力な援護がなかった。そうなるとピッチャーからすると大谷選手だけに集中できる。でも今の打線を見ると後ろにフリーマン選手がいることを考えるとあんまりボールを使うとピッチャーがくたばってしまうので早い段階でストライクを狙うので、それを初球から狙った。ピッチャーからすると初球から来られるのは嫌。見て来られる方が準備できる」などと話した。
川上さんのもう1つの注目ポイントは「ここぞの場面での日本人対決」。ドジャースが1点を追う7回に回ってきた大谷の第5打席。パドレスがマウンドに送ったのは松井裕樹だった。川上さんは「この1・2点を争う場面で新人の松井投手を使っていくんだっていう。僕らの時も日本人対決はあったけど、正直日本人だけが盛り上がっていた。これは世界中が注目しているっていうだけで僕は関係ないけど嬉しい。松井投手もいまは5・6回だけどもっと重要な場面で投げることが増えると思う。松井裕樹投手はスライダーカーブが特徴的だけど、今年を見ているとフォークが有効的に使われているので変化球が1つ増えたという意味でも手応えを感じているんじゃないかと思う」などとコメントした。今シーズンはバッターに専念する大谷選手だが、早くもらいシーズンの二刀流復活に向けたプランを立てている。オレンジ・カウンティ・レジスター紙によると、近く投球練習を開始するという。ドジャースのロバーツ監督も18日に「米国に戻ったら大谷は投球プログラムを開始する予定だ。その経過を見守りたい」としている。さらに大谷選手の2度の手術の執刀医、ニール・エラトロッシュ医師は「予定通りの投球プログラムに沿っていけば9月下旬には実戦形式で投げられるだろう」としている。川上さんは「昨年手術したのも全部予定通りだと思う。2025年シーズンに間に合うように。ピッチャーはボールを投げないことにはピッチャー感が出てこない。ただトミー・ジョン手術をした人は投げる距離を段々伸ばしていって、30メートルを越えるとちょっと強さが出てくるという。でも来年には実戦は間に合うと思う。あとはブルペンで投げている分に関してはけがをすることはないと思うが、打者と対決した時に予期せぬフォームで投げたりしておかしな症状が出ることもある。9月が鍵を握っていると思う」などと話した。
きのうメジャーデビューを果たした山本由伸投手について。メジャー1年目ながら開幕第2戦を任されたが、初回43球を投げ、4四死球、5失点とホロ苦デビューとなった。川上さんは「緊張は当然あったと思うけど、日本シリーズやオールスターなど緊張の中でも結果を残してきた選手なので、緊張したから打たれてしまったというレベルのピッチャーではないと思う。確かに昨年と違ってアメリカでのオープン戦やキャンプでの投球を見ても物足りないなっていう感じはしていた。その中には環境やボールが違ったり、そのへんで苦労しているように見える。山本投手の特徴はストレートもだが変化球の制度がかなり良い。でもそのへんがちょっとバラバラだった。ピッチクロックの影響もあると思う。緊張した中でマウンドに上っていきなり打たれてしまって頭が真っ白になったと思う。そんな中でピッチクロックで焦って投げないといけない。自分の間で投げれなかったもの失点につながったと思う」などと話し、川上さんが実際に投球フォームを実演した。また、「日本はストライクゾーンきっちりしているんですが、アメリカって『僕のこと嫌いですか?』って思いたくなるほど全然違って感じる。そこも含めてメジャーなんですが、それがまだ戸惑いがあるかも知れない。でも彼のレベルなら絶対修正してきますし、アメリカに行ってからここまですごく早かったと思うんです。日本だと微調整の練習をしたりするけど、メジャーはあまり練習しすぎるとストップかけられてしまうんです。微調整をする時間がないことに苦戦しているんじゃ無いかなと思う」と話した。
大谷選手の専属通訳・水原さんについて。「選手にとって通訳の大切さ」を聞くと川上さんは「僕はかなり英語がしゃべれなかったので、通訳の方がいないとすごく不安で、自分を伝えれないのが一番苦痛だった。ただ、大谷選手くらいになってくると十分一人でもいけると思うんですが、野球の中では普通の英語じゃない普段使わない英語が飛び交っているので、肝心な時は本当に英語が完ぺきな人が喋ってくれないと伝わらないときもあるので、そういう意味では通訳がいないのは困ることが多いと思うが、逆に言うとこれを機に全部自分でやっていくとなるともっとパフォーマンスが上がるんじゃないかなという気がする」などと話し、中野さんは「パフォーマンスを上げるためには適度なストレスが必須なので、ストレスがないとかえって実力が出せないということもあるのであえて少しストレスがあった方が良いと思う」などと話した。
川上さんのもう1つの注目ポイントは「ここぞの場面での日本人対決」。ドジャースが1点を追う7回に回ってきた大谷の第5打席。パドレスがマウンドに送ったのは松井裕樹だった。川上さんは「この1・2点を争う場面で新人の松井投手を使っていくんだっていう。僕らの時も日本人対決はあったけど、正直日本人だけが盛り上がっていた。これは世界中が注目しているっていうだけで僕は関係ないけど嬉しい。松井投手もいまは5・6回だけどもっと重要な場面で投げることが増えると思う。松井裕樹投手はスライダーカーブが特徴的だけど、今年を見ているとフォークが有効的に使われているので変化球が1つ増えたという意味でも手応えを感じているんじゃないかと思う」などとコメントした。今シーズンはバッターに専念する大谷選手だが、早くもらいシーズンの二刀流復活に向けたプランを立てている。オレンジ・カウンティ・レジスター紙によると、近く投球練習を開始するという。ドジャースのロバーツ監督も18日に「米国に戻ったら大谷は投球プログラムを開始する予定だ。その経過を見守りたい」としている。さらに大谷選手の2度の手術の執刀医、ニール・エラトロッシュ医師は「予定通りの投球プログラムに沿っていけば9月下旬には実戦形式で投げられるだろう」としている。川上さんは「昨年手術したのも全部予定通りだと思う。2025年シーズンに間に合うように。ピッチャーはボールを投げないことにはピッチャー感が出てこない。ただトミー・ジョン手術をした人は投げる距離を段々伸ばしていって、30メートルを越えるとちょっと強さが出てくるという。でも来年には実戦は間に合うと思う。あとはブルペンで投げている分に関してはけがをすることはないと思うが、打者と対決した時に予期せぬフォームで投げたりしておかしな症状が出ることもある。9月が鍵を握っていると思う」などと話した。
きのうメジャーデビューを果たした山本由伸投手について。メジャー1年目ながら開幕第2戦を任されたが、初回43球を投げ、4四死球、5失点とホロ苦デビューとなった。川上さんは「緊張は当然あったと思うけど、日本シリーズやオールスターなど緊張の中でも結果を残してきた選手なので、緊張したから打たれてしまったというレベルのピッチャーではないと思う。確かに昨年と違ってアメリカでのオープン戦やキャンプでの投球を見ても物足りないなっていう感じはしていた。その中には環境やボールが違ったり、そのへんで苦労しているように見える。山本投手の特徴はストレートもだが変化球の制度がかなり良い。でもそのへんがちょっとバラバラだった。ピッチクロックの影響もあると思う。緊張した中でマウンドに上っていきなり打たれてしまって頭が真っ白になったと思う。そんな中でピッチクロックで焦って投げないといけない。自分の間で投げれなかったもの失点につながったと思う」などと話し、川上さんが実際に投球フォームを実演した。また、「日本はストライクゾーンきっちりしているんですが、アメリカって『僕のこと嫌いですか?』って思いたくなるほど全然違って感じる。そこも含めてメジャーなんですが、それがまだ戸惑いがあるかも知れない。でも彼のレベルなら絶対修正してきますし、アメリカに行ってからここまですごく早かったと思うんです。日本だと微調整の練習をしたりするけど、メジャーはあまり練習しすぎるとストップかけられてしまうんです。微調整をする時間がないことに苦戦しているんじゃ無いかなと思う」と話した。
大谷選手の専属通訳・水原さんについて。「選手にとって通訳の大切さ」を聞くと川上さんは「僕はかなり英語がしゃべれなかったので、通訳の方がいないとすごく不安で、自分を伝えれないのが一番苦痛だった。ただ、大谷選手くらいになってくると十分一人でもいけると思うんですが、野球の中では普通の英語じゃない普段使わない英語が飛び交っているので、肝心な時は本当に英語が完ぺきな人が喋ってくれないと伝わらないときもあるので、そういう意味では通訳がいないのは困ることが多いと思うが、逆に言うとこれを機に全部自分でやっていくとなるともっとパフォーマンスが上がるんじゃないかなという気がする」などと話し、中野さんは「パフォーマンスを上げるためには適度なストレスが必須なので、ストレスがないとかえって実力が出せないということもあるのであえて少しストレスがあった方が良いと思う」などと話した。