佐藤陽太郎選手はアーティスティックスイミングの日本代表に男子で唯一選ばれた。混合デュエットでは世界選手権でメダルを獲得するなど高い実力を持っている。今シーズンからルールが変わりパリ大会から8人で行うチーム種目に男子が2人まで出場できることになった。佐藤陽太郎選手は小学1年生から本格的に競技を始めた。思春期には周りの目が気になり競技をやめたいと思った時期もあったという。支えとなったのは姉・友花選手の存在であった。陽太郎選手は姉から同調性や技の美しさなどを吸収し成長してきた。先月の国内大会で陽太郎選手は日本代表のチーム種目で初めて演技を披露し、男子としてのパワーを生かしリフトの安定感が増すなどした。いま取り組んでいるのが体系のすばやい移動に対応することに加え足技の美しさを高めること。陽太郎選手は「もっともっと練習して技術力を上げていかないといけない」などと話した。