25日、ロシア・モスクワで旧ソ連諸国の首脳が集まるユーラシア経済同盟首脳会議が行われた。そこで、アルメニアのパシニャン首相が、ロシアのプーチン大統領の話を遮り、アゼルバイジャン領内にあるアルメニア系住民が多く住むナゴルノカラバフ地域について話し始めた。ナゴルノカラバフについて、アルメニア・アゼルバイジャンは30年以上帰属を争い続け、現在はアゼルバイジャン領となっているが、パシニャン首相はナゴルノカラバフとアルメニアを結ぶ唯一の幹線道路を、アゼルバイジャンが封鎖したと批判した。これに対し、アゼルバイジャンのアリエフ大統領は「この場で根拠のない言いがかりをつける必要はない」と反論した。両国の応酬に、プーチン大統領は困惑した表情で「ロシアも例の方面(ウクライナ)で紛争が起きています。我々全員が紛争の解決に利害関係を有しているに違いありません」と切り出し、両国に自制を持ち出した。時事通信によると、会議後に3か国の首脳で協議し、プーチン大統領は
乗り越えられる障害だ」としたが、副首相レベルで協議を続けることで、一応の合意を取り付けるのが精いっぱいだったという。
乗り越えられる障害だ」としたが、副首相レベルで協議を続けることで、一応の合意を取り付けるのが精いっぱいだったという。