台湾では総統選と同日に立法委員選挙も実施される。立法委員の女性比率は42.5%とアジアトップを誇っている。国民党・李霞候補は福建省から移住した新住民。中国からの新住民は戸籍取得後10年で選挙に立候補することができる。新住民に対する批判について李霞氏は「台湾は民主化して30数年も経っているのに、制限や権利を剥奪するような議論が過熱すべきではない」などと訴える。4年前に再選が危ぶまれていた蔡英文総統を勝利に導いたのは香港の混乱だった。大規模なデモに参加し、危機感を抱き台湾に移住したという康駿銘さんは、台湾独立を掲げる少政党の党員として活動している。