杉村は向選手と実戦練習を行うことに。持ち味のサーブは向選手がリターンに苦労する場面がみられたが、時間が経つにつれてミスが目立つようになっていき、13ゲームで10-3と向選手が圧倒する結果となった。杉村は長野コーチに加え、全日本テニス選手権を制覇しオリンピックの監督を務めた経験もある福井烈さんにも指導を受けることに。すると、福井さんからは「X」という練習を進められた。Xとはコーチの球を対角線に打ち込み、コーチ逆側に返したボールを今度は逆側の対角線に打ち込みXを作るという練習で、左右に振り回される形となるために体力を強化しつつラリーに強くなれるのだという。