水の都として知られるイタリアの観光都市・ベネチア。人口4万9000人だが、去年は約2000万人の観光客が世界中から訪れ、長年オーバーツーリズムの問題に苦しんできた。ベネチア市は観光シーズンのピークに市内を訪れる日帰りの観光客から入場料を徴収することを決め、25日から開始した。料金は日本円で約840円で、支払いを逃れるなど違反が見つかった場合は10倍以上の罰金が科される。14歳未満や宿泊客は免除される。支払い方法はインターネットでQRコードを取得するか現地の案内所で支払う。午前8時半〜午後4時までに来る人が対象。違反すると日本円でおよそ8400円から最大5万円の罰金が科される。ベネチア市の当局は、今年の入場料の導入は試験段階。将来、料金を上げる可能性もある。