岐阜県のポツンと一軒家の主、敏さんに話を聞いた。昨年他界した父が生まれたときはほかに4軒ある集落だったという。50年前に1軒だけになり、敏さんの母が1人暮らし。敏さんの自宅は春日井市にあり、娘2人は結婚し奥さんと2人暮らし。テレワークで週の半分実家で生活している。200年前までの位牌があり、昔は幹線道路が通っていた。敏さんは高校生まで実家で生活し、兄妹3人。小学校までは5kmで、行きは親の通勤の車に同乗し帰りは歩いて帰ってきていた。中学校までは8kmあり、自転車で通っていた。その後名古屋で就職した。母・あさ江さんは86歳。母屋と離れがあり、寝室だけ別になっている。あさ江さんが嫁いだときは一間だけだったが子どもが生まれるたびに増築していった。敷地の畑で育てた自家製茶を振る舞ってもらった。父・欽一さんは農機具店に勤め、仕事をしながら田んぼや畑をしていた。あさ江さんは縫製工場で勤務していた。敏さんは小学校の時からずっと農家の手伝いをしていた。