急速な円安が続く中日銀が今の金融政策の維持を決定したことなどから円相場は先ほど1ドル157円台をつけた。日銀は金融政策を決める会合で政策金利を据え置くとともに国債の買い入れを続ける方針も維持した。植田総裁は午後の会見でこのところ急速に進んでいる円安について述べた一方で、今のところ基調的な物価上昇率に大きな影響を与えているということではないとの認識を示した。動かない日銀に大きく反応したのは外国為替市場だった。決定会合の結果を受けて1ドル156円を突破していた円相場は植田総裁の会見中さらに円安を加速させた。追加の利上げには時間がかかるとの見方が広がったためで日米の金利差が意識され円を売ってドルを買う動きが強まった。円相場は、およそ34年ぶりに1ドル157円台をつけている。外為どっとコムの映像。