東京湾の水先人に密着。東京湾に来た自動車運搬船に水先人の甲田敏明が乗り込む。水先人は国家資格が必要で、船会社の要請を受け船長を助け船舶の安全を守る。東京湾は浅瀬や岩場が入り組んでいて安全に着岸するには高度な技術が必要となる。そのため、1万トン以上の船舶には水先人を乗せる義務がある。この日の自動車運搬船の到着予定時間は午前6時35分。甲田は大黒埠頭まで船を誘導する。難しいのは港に入るための方向転換で、港を出ていく大型船の航路を横切る必要がある。船長は日本人だが、乗組員は外国人のため英語で指示を出す必要がある。甲田はかつて巨大タンカーの船長で、各地の港の水先人に助けられたという。55歳で定年後、その恩返しをしたいと56歳で水先人になった。
方向転換の場所が近づく。スピードが出過ぎると曲がりきれずに航路を外れてしまううえ、接岸場所も入り組んでおりわずかな油断も許されない。甲田は旋回する角度を測り、細かい調整をしながら旋回を始める。午前6時15分、無事向きを変えた大型船は港へ。船と岸壁を傷つけないよう慎重に近づけていく。最後は甲田が手元のコントローラーで船を係留するロープの張り具合を調整し、数cmの誤差で接岸させていく。午前6時35分、予定時間通りに到着した。6時間後、自動車を積み終わった大型船が東京湾へ向かう。そこには水先人の青木裕美が乗り込む。大学を出たあと水先人となり、東京湾で経験を積んできた。青木は「東京湾のプロフェッショナルと誇りを持って言えるように」などと話す。
方向転換の場所が近づく。スピードが出過ぎると曲がりきれずに航路を外れてしまううえ、接岸場所も入り組んでおりわずかな油断も許されない。甲田は旋回する角度を測り、細かい調整をしながら旋回を始める。午前6時15分、無事向きを変えた大型船は港へ。船と岸壁を傷つけないよう慎重に近づけていく。最後は甲田が手元のコントローラーで船を係留するロープの張り具合を調整し、数cmの誤差で接岸させていく。午前6時35分、予定時間通りに到着した。6時間後、自動車を積み終わった大型船が東京湾へ向かう。そこには水先人の青木裕美が乗り込む。大学を出たあと水先人となり、東京湾で経験を積んできた。青木は「東京湾のプロフェッショナルと誇りを持って言えるように」などと話す。