国会が最終盤を迎える中、政府が再重要法案と位置づける防衛費増額のための財源確保法案などの審議は出口が見えてきた。防衛費増額の財源を確保するための特別措置法案は今日、与野党合意のうえ参議院の委員会で採決し、可決される見通しである。与党側はLGBT理解増進法案と合わせ、明日の本会議で成立させたい考えである。解散総選挙について、岸田総理の判断に影響を与えるとみられる内閣不信任案をめぐり、立憲民主党の泉代表ら幹部が昨日対応を協議した。立憲民主党は不信任案を明日か19日に出す方向で検討しており、今日も詰めの協議を行うことにしている。不信任案が提出された場合、複数の政権幹部は「岸田総理は解散に踏み切るだろう」と話しているが、与党内には政権支持率が下がり始めたこのタイミングでの選挙に反対の声も出ている。