おととい、北陸新幹線は新たに金沢から敦賀間を延伸。東京と福井の間の所要時間は最速2時間51分と、これまでより30分ほど短くなる。構想から半世紀、地元・福井県にとって悲願の北陸新幹線延伸で、走り出した新幹線に県民も熱い視線を送った。停車駅でも県民の熱いお出迎えがあり、福井駅では黄色い法被を着た人やチアリーダーなど、大勢の人たちが熱烈なお出迎えをしていた。さらに敦賀発の一番列車が駅を出発するたびに、福井新聞が号外を連発していた。盛り上がる現地では空からブルーインパルスが祝が飛行を行う祝福もあり、開業に華を添えた。石川県で新たな新幹線の駅となった加賀温泉駅にも多くの観光客の姿があり、加賀温泉で働く女性らのPRチーム「レディー・カガ」がホームで直接お出迎えをし、駅前でも歓迎のイベントが開かれ、観光客たちは温かいカニ汁など、特産品の海産物に舌つづみを打った。観光需要回復を目的とした「北陸応援割」なども開始され、復興への後押しが期待される。