コソボの首相経験者のホティ氏が率いる超党派の議員団は今月16日から台湾を訪問中で、今日は総統府で頼清徳次期総統と会談。この中で頼清徳氏は「コソボとの協力を引き続き深められるよう強く望んでいる」などと述べ、ホティ氏も「互いに経験を分かち合い盟友として支え合いたい」などと応じた。コソボは旧ユーゴスラビアのセルビアから一方的に独立を宣言したが、セルビアは認めず中国などもコソボを国家として承認していない。これに対し台湾はコソボを国家として承認している。中国とセルビアの関係は緊密で、習近平国家主席が近くセルビアを訪問する計画があると報じられていて、台湾海峡を挟む対立とバルカン半島での対立が重なる構図となっている。