クローズアップ現代 #4949 「この景色をいつまでも…」“持続可能な観光”実現のカギは?
長野・軽井沢町の上信越高原国立公園に隣接するホテルは宿泊者が自然に囲まれた集落で休息することをコンセプトにしている。日々の経営面でも環境負荷を少なくすることがコンセプトの一環になっている。使用するエネルギーの約7割を自然エネルギーでまかなっており、水力発電ではスタッフが24時間体制で管理している。暖房や給湯には温泉や地熱の排熱を使っている。さらに分別の項目は全部で28種類。集められた生ゴミは地域の牧場に運ばれ、堆肥として再利用している。こうして生産された牛乳や農作物をホテルで提供、地域との共生もホテルが評価される理由になっている。自然の保全にも取り組むガイドたちは参加者に持続可能な観光への理解を促している。