ワールドビジネスサテライト トレたま neo
埼玉県・和光市にある加工メーカーのエステックの世界初という本体が紙でできた使い捨ての歯ブラシを紹介。ブラシの部分には植物由来のナイロンが使われている。濡れても問題なく、4回ほど使えるという。歯ブラシ本体の原料は水にも強い厚さおよそ4mmの紙。今までは打ち抜くことが難しかった。この紙を打ち抜くために独自の金型を開発。刃の部分に特殊な加工がされている。特殊な金型と紙を専用の機械にセットし、150トンの圧力をかけることで厚い紙でも歯ブラシの形に打ち抜くことができ世界初の紙製の歯ブラシを実現させた。この会社では完成した紙製の歯ブラシを紙の袋に包装。国内ではプラスチック製を中心に年間でおよそ4億5000万本の歯ブラシが消費(ライオンの試算)されていて脱プラスチックの観点からニーズは高いとみている。紙へのシフトを狙って開発したのは歯ブラシだけではない。