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米国・トランプ次期大統領は15ある連邦政府の省のトップのうち最後まで決まっていなかった農務長官の起用を発表し、ホワイトハウスの補佐官などとあわせて次期政権の主要ポストの人選をほぼ終えた。シンクタンクのブルッキングス研究所の研究員で米国の政権移行を長年研究してきたキャサリンテンパス氏は「大統領選挙から18日間で主要ポストをほぼ固めた今回は8年前の1期目と比べると格段に早いペースだ」としている。この背景について「1期目はトランプ氏が政権移行チームの責任者を解任するなどして混乱が続いたことに加え、今回はトランプ氏の側近が多く所属する2つの保守系シンクタンクが主要ポストの候補者を調査するなど3年前から準備を進めてきたことがある」と指摘。そのうえで2期目の人選について「際立った特徴はトランプ氏に対する忠誠心だ」と分析している。