”酒屋”守り続けた下嶋家

2024年12月29日放送 1:03 - 1:17 NHK総合
ファミリーヒストリー 峰竜太

峰竜太(本名:下嶋清志)は代々酒屋を営む下嶋家の四男として生まれた。峰にとって酒屋”さかや”は事務所の名前に使うほど思い入れのある屋号。まずは酒屋を始めたという曽祖父・松次郎の足跡を辿った。松次郎が生まれたのは江戸末期。村でも豊かな庄屋。23歳になった松次郎は次男だったため本家を離れて分家して自分の家を持つ。松次郎は酒屋を開き、今は峰の兄が受け継いでいる。そんな松次郎の跡取り息子として明治1年に生まれたのが淳逸。峰竜太の祖父。松次郎は淳逸に教育を施し、成績優秀な子に育った。教員を目指した淳逸。酒屋を継ぐ人が他にいなかったため、淳逸は酒屋で松次郎の手伝いをしながら師範学校に通った。そして、大正2年に小学校の教員となった。家業の手伝いも続けた。しかし、教員としての充実した日々は長くは続かなかった。大正12年に松次郎が亡くなり、家業の酒屋に専念することに。淳逸の次男・次郎は峰の父親。高校を卒業した次郎は中国・大連へ向かい、現地で南満州鉄道の子会社・国際運輸社に入社し、社会人としての第一歩を踏み出した。しかし翌年、長男・太郎が亡くなったという報せが届く。そして、両親から思わぬ提案をされる。「太郎の妻と一緒になり、酒屋を守ってほしい」。提案を受け入れた次郎。太郎の妻だったちとみと結婚した。


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