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年収などにより控除の上限額が決まるふるさと納税は年収が細かく把握できる12月は毎年駆け込みが発生する。総務省によると今年は10月からルールが改正された影響で9月にも駆け込み寄付が多くなったが、今月も例年通り他の月に比べて寄付が増えているという。神奈川県横須賀市役所では12月の駆け込み需要を見越し、10月以降は新たに195品目を追加した。その1つの本マグロのセットは寄付金額は3万6000円でもらえる返礼品で、寄付限度額を超えていなければ実質2000円の負担で食べることができる。
これまで横須賀市の返礼品としては1種類のみ出していた本まぐろ直売所では、今年から22品目と大幅に増やした。これまで、市民が他の自治体に寄付する金額が市に寄付される金額を大きく上回っていたが、専門部署を作った今年度は前年と比較して寄付額が3倍以上に増えたという。本まぐろ直売所の場合、価格・量・部位など品目を増やすことで多用なニーズの獲得を目指したという。
新潟県十日町市では返礼品の中で一番人気は魚沼産コシヒカリ。記録的な猛暑で水不足となった十日町市では、主に見た目が基準となる米の等級で最も上の一等米の比率が大きく減少し、農家は大打撃を受けた。そこで市が今年から始めたのが訳ありの返礼品で、通常のお米は例年1万2000円の寄付額で貰えるのに対し、等級が落ちた米を混ぜた訳あり品を8000円で用意した。