報道ステーション (ニュース)
イオンがカリフォルニア産カルローズ米の発表会を開いた。販売価格は4kg2894円と国産米よりも割安。5kgあたりのコメの販売価格は18週ぶりに値下がりに転じたが、前年同期比は2倍以上と高止まりしている。政府は7月まで毎月備蓄米を放出する方針で、入札条件の緩和も検討するとしている。広島県世羅町の農業法人では飼料用米の生産を全てやめ、今年は主食用米だけにすることを決めた。田植え時期も半月ほど前倒ししている。飼料用米と主食用米では使用する銘柄が違うことに加え、害虫予防など収穫までの手間も異なる。飼料用米は価格が安いため、国などが補助金を出していたが、近年その額が減少。そこに主食用米の価格が上がったため、多くの農家で生産を切り替える動きがでている。農水省がまとめた作付意向調査によると、今年全国で飼料用米の作付面積が1.4万ha減少した一方、主食用米は2.3万ha増加している。きょう会見を開いたJA全中の山野徹会長は「今の高いのを望んでいるわけではない。消費者も作る側もお互い納得いくコストの見合う価格を求めている」などとしている。