NHKニュース7 (ニュース)
両首脳が署名した2つの文書について。まずは、日米同盟の新たな黄金時代に向けた合意の実施。関税交渉・対米投資をめぐる合意などを踏まえ“「偉大なディール」の実施に向けた強い決意を確認した”などとしている。政府は総額約60兆円に上るプロジェクトに対して、少なくとも10企業が関心を示していると発表した。2つ目は重要鉱物とレアアースの供給確保のための日米間枠組み。180日以内に閣僚級会合を開催して投資促進を決定としている。
今回のトランプ大統領のねらいについて、「日米同盟の重要性の確認」、「高市首相との個人的な関係構築」、「経済・安全保障」の3つがあったとみられる。会談の成果について、高市首相は自ら安倍元首相に近い関係にあったことを全面に押し出し、個人的な信頼関係構築に功を奏した。安全保障分野でも、主体的に防衛力の抜本的強化と防衛費増額に取り組む決意を伝え、日米同盟強化を確認できたことは成果という声も聞かれるという。
