モーサテ きょうのマーケット
バルタリサーチ・花生浩介が電話で解説。ドル円予想レンジは158.20円~159.20円。花生さんは「米国金利が若干リバウンドして、これにつれドル円もじり高推移。本日は基本的に高値圏でのもみ合いが続くのでは」などと述べた。注目ポイントは「米国金利低下に反応しないドル円」。なぜ円高方向に向かわないのか、花生さんは「日米金利差から日銀の金融政策正常化が遅れに変化していることが大きい。日銀の消極姿勢が、日銀・植田総裁の円安容認発言で間接的に確認されたことが市場の認識。決定会合があったが、6月会合でも国債買い入れ額削減は実施されず、改めて日銀の消極姿勢が確認されたと市場は考えているのでは」などと述べた。7月の日銀金融政策決定会合が注目?花生さんは「FRB(連邦準備制度理事会)のスタンスが変わらない前提なら、7月の日銀決定会合。国債買い入れ減額は市場にかなり織り込まれているため、円高要因にはならない。早期の利上げ実施がないとドル円は155~160円のレンジを維持し、介入ゾーンの160円越えを再び試す可能性が高い」などと述べた。