モーサテ きょうのマーケット
高島さんの予想レンジは154.75~156.25円。注目ポイントは「トランプ関税でドル高か?ドル安か?」とし、「トランプ次期政権の経済政策が米ドルに影響を与えるルートは5つあると思う。1つは財政刺激策とそれに伴う米金利の上昇→ドル高的。次に関税政策→ドル高的。一方で通貨政策ではトランプ氏はドル安を好むと明言していて、FRBの金融政策でもトランプ氏は金融緩和思考。一方でエネルギー政策では原油などが下がる政策が取られるとみられていて、現在の状況であれば原油安はインフレ定価を通じて米ドル安になる可能性が高いと思う。特に関税政策の影響で米国内のインフレが上がるとFRBの判断はなおさら難しくなる。ただしエネルギー政策で原油が下がれば金融緩和に動きやすくなり米ドル安が進み始めるかもしれない。近年ドル円は人民元との相関が高いのでトランプ関税で元安となるときに円安ドル高になるリスクが警戒される。ただし原油安や米金利が低下する場合は人民元安のなかでもドル安円高になることはありえると思い、当面は150円前後で高止まったまま来年はドル円は次第に下落していく、円高ドル安になっていくと見込む。」などと述べた。