なぜ?異業種がサーモン養殖 銀座の寿司店にスーパーにも

2025年6月4日放送 6:37 - 6:44 TBS
THE TIME, プチマーケティング部

東京・銀座の寿司店で提供されている「薬膳サーモン」は北海道で陸上養殖されるなど、国内サーモン養殖池は140か所以上と年々拡大している。養殖サーモンには東邦ガス、川崎重工、九州電力、NTT東日本、JR四国など異業種の会社が参入している。愛知・東邦ガスの工場内では約3万匹のサーモンを養殖、先月事業かご初の水揚げを行った。東邦ガス事業開発課次長・木村徳博は「都市ガスを製造する中で大量の冷たい海水が発生する。それをサーモンの養殖に活用している」という。都市ガスはマイナス162℃の液化天然ガスを大量の海水で温めて気化しているがその過程で20℃以下の冷えた海水ができる。冷えた海水を使っていることから「知多クールサーモン」と名付けられ地元のスーパーなどで販売されている。川崎重工では4月に初めて養殖サーモンの水揚げに成功した。ビニール製の大きなお椀型の水槽を海に浮かべて養殖に取り組んでいる。川崎重工・食料安全保障担当・佐野敦司は「アニサキスなど寄生虫が入らない無菌の魚が提供できる」という。長年培った製造業の技術を活かして独自の養殖システムを開発した。サーモンの養殖に参入した理由について佐野は「消費地に近い都市近郊で養殖ができ、しっかり採算が取れる。今後は他の養殖の魚にも展開できる」と話す。また、九州電力とパートナー企業はサーモンの陸上養殖を2026年に老朽化で廃止される福岡・豊前発電所の敷地内で行っている。フィッシュファームみらいCEO・篠崎正弘は「サーモンは孵化して成魚になるまでの時間が非常に短いため選択した」という。すでに福岡県内のホテル、レストラン、スーパーなどで販売されている。


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